不当逮捕された国民栄誉賞受賞ジャーナリストの獄中記|石井英俊

不当逮捕された国民栄誉賞受賞ジャーナリストの獄中記|石井英俊

中国の影響を強く受けるモンゴルで、長年中国問題を取材してきた国民栄誉賞受賞のジャーナリスト・ムンヘバヤル氏が不当逮捕された。絶望の中でも決して希望を失わないムンヘバヤル氏が獄中で綴った魂のメッセージ。


「善意の調停者」演ずる中国にだまされるな|湯浅博

「善意の調停者」演ずる中国にだまされるな|湯浅博

習近平主席の訪露。中露首脳会談では、12項目和平案を軸としてロシアに有利な条件を詰めるだろう。習氏はロシア訪問後にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を探っているようで、欺瞞外交を通じてピースメーカーとして振る舞い、米国との戦略的競争を乗り切ろうとしている。


バイデン一般教書演説に覚えた危惧|島田洋一

バイデン一般教書演説に覚えた危惧|島田洋一

バイデン米大統領の7日の一般教書演説は、インド太平洋戦略を共に担う日本にとって不安を覚えざるを得ない内容だった。まず、中国に言及しながら「台湾」が一言も出なかった。


国民栄誉賞受賞ジャーナリストの不当逮捕に習近平の影|石井英俊

国民栄誉賞受賞ジャーナリストの不当逮捕に習近平の影|石井英俊

いま民主主義国であったはずのモンゴル国が、独裁国家中国によってその色を塗り替えられようとしている。そのような中、高市早苗大臣が会長を務める「南モンゴルを支援する国会議員連盟」が世界を動かした!


日本の自衛隊は中国の気球を撃墜できるのか|和田政宗

日本の自衛隊は中国の気球を撃墜できるのか|和田政宗

米国本土の上空を飛行した中国の気球が、2月4日、海上に出たところで撃墜された。実は、米国を飛行したものと類似の気球が複数回、日本上空を飛行していることが確認されている。はたして日本は米国と同じ対応ができるのか。


日本も気球対処の法整備が必要|太田文雄

日本も気球対処の法整備が必要|太田文雄

中国側は問題のバルーンについて、「民間の気象研究用で不可抗力により米国上空に誤って入った」と説明している。回収される残骸の分析でいずれ真相が明らかになるであろうが、これは大嘘だ。


“習近平帝国”中国でSNS「実名告発」が急増のワケ|宮崎紀秀

“習近平帝国”中国でSNS「実名告発」が急増のワケ|宮崎紀秀

中国で、自らの本名を明かし、職場の上司から受けた性暴力などを告発する女性が相次いでいる。なかには、妻が夫の不倫や不正行為を暴露するケースもある。なぜ、女性たちは実名や素顔を晒してまで告発に走るのか。そこからは現代の中国社会が抱える病理が垣間見えた。


『デンジャー・ゾーン』「日本語版へのまえがき」を特別公開!

『デンジャー・ゾーン』「日本語版へのまえがき」を特別公開!

早まる台湾有事を警告した2022年8月刊の話題の書『デンジャー・ゾーン 迫る中国との衝突』の第一人者による邦訳が完成。ピーター・ナヴァロ『米中もし戦わば』やマイケル・ピルズベリー『China2049』、グレアム・アリソン『米中開戦前夜』を越える衝撃作の「日本語版まえがき」を特別公開!


話題書『デンジャー・ゾーン』の序章の一部を特別公開!

話題書『デンジャー・ゾーン』の序章の一部を特別公開!

早まる台湾有事を警告した2022年8月刊の話題の書『デンジャー・ゾーン 迫る中国との衝突』の第一人者による邦訳が完成。ピーター・ナヴァロ『米中もし戦わば』やマイケル・ピルズベリー『China2049』、グレアム・アリソン『米中開戦前夜』を越える衝撃作から、中国による台湾攻撃のシミュレーションを一部公開!


与党にはびこる〝中国共産党代理人〟|長尾たかし

与党にはびこる〝中国共産党代理人〟|長尾たかし

欧米各国が中国による人権侵害を事実認定して、政府や議会において対応すべく法整備が整っているのに、なぜ日本だけは一歩も前に進めないのでしょうか。永田町、霞が関の広範囲にわたって、中国共産党の呪いがかけられているとしか思えません――。


「ピークパワーの罠」に向かう中国|湯浅博

「ピークパワーの罠」に向かう中国|湯浅博

問題は、国力のピークを迎えた新興大国が一転、迫り来る衰退を恐れると、他国に攻撃的になるという「ピークパワーの罠」が現実味を帯びてくることである。


【読書亡羊】「情報戦」の最前線、中露は何を仕掛けてくるのか 小泉悠・桒原響子・小宮山功一朗 『偽情報戦争――あなたの頭の中で起こる戦い』(ウェッジ)

【読書亡羊】「情報戦」の最前線、中露は何を仕掛けてくるのか 小泉悠・桒原響子・小宮山功一朗 『偽情報戦争――あなたの頭の中で起こる戦い』(ウェッジ)

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする週末書評!


CSISシミュレーション 中国を撃退する“4つ”の条件|和田政宗

CSISシミュレーション 中国を撃退する“4つ”の条件|和田政宗

1月9日、米国の戦略国際問題研究所(CSIS)が、中国による台湾侵略シミュレーションの結果をレポートにして発表した。24通り中22回は中国を台湾から撃退することができたが、では残りの2回は何なのか。


「白紙の乱」で犯した習近平の致命的失態|石平

「白紙の乱」で犯した習近平の致命的失態|石平

「白紙の乱」を巡って習近平はある致命的な失態を犯した。中国の「繁栄と安定」の時代が終焉し、国全体は「動乱の時代」を迎える。 習近平政権は崩壊の危機から逃れるためには対外戦争に打って出る以外にないだろう。台湾有事が予定よりも早まる危険性がある。


2022年、大いなる悲しみ 安倍元総理はもういない|和田政宗

2022年、大いなる悲しみ 安倍元総理はもういない|和田政宗

対中国、対ロシア、対国際社会、防衛費増額における財源問題、日銀総裁人事……安倍元総理が生きてくださっていれば、と思うことが多々ある。しかし、安倍元総理はもういない。今こそ我が国は戦後史観を転換し、アジアのみならず世界の平和を守るためのリーダーとなることを目指すべきだ。


米の中国軍事力報告書と我が国の対応|太田文雄

米の中国軍事力報告書と我が国の対応|太田文雄

中国の核兵器は「先制不使用」で、日本のような非核保有国に向いていないと高をくくっている人は、考えを改めた方が良い。


共和党主導で米の対中強硬姿勢強化か|島田洋一

共和党主導で米の対中強硬姿勢強化か|島田洋一

日本は米国政治全体の動きを冷静に見据え、ふらふら引きずられて梯子はしごを外されないよう主体的に考え、行動しなければならない。


「静かなる有事」への備えを急げ|織田邦男

「静かなる有事」への備えを急げ|織田邦男

防衛研究所の「中国安全保障レポート2023」や米国防総省の年次報告書でも中国が米国中心の国際秩序への挑戦を強めているという認識で一致している。中国の海上民兵と海警の活動状況は、特に日本にとって深刻である。認知戦、影響力工作、そしてグレーゾーン事態など、「静かなる有事」は既に始まっている。


我が国防衛の歴史的転換|岩田清文

我が国防衛の歴史的転換|岩田清文

日本の防衛政策上、戦後最大の転換と言える戦略3文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)が、12月16日の閣議において決定された。増大する中国の脅威に対し政府が深刻な危機感を持った証左であり、大いに評価できる。


出でよ日本のドゴール、チャーチル|田久保忠衛

出でよ日本のドゴール、チャーチル|田久保忠衛

日本の政治家に望まれるのは大きな戦略論であって、戦術論は官僚に任せる方がいい。でないと、ドゴール、チャーチルは生まれない。