【埼玉県川口市 クルドの現場を行く④】通学路を爆走するトラック|西牟田靖

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クルド人の解体業者、その資材置き場が集中する場所(ヤード)が川口市北部にある。通学路になっている狭い道を解体工の4トントラックが爆走。子を持つ親たちは事故が起こらないか不安な日々を送っている。その現場を訪ねてみた。


これは危ない、看過できない――

ゴールデンウィークが間近に迫った4月、あるツイートが話題となった。

大型トラックが爆走し子供たちの安全を脅かしている――その様子を取材したテレビニュースがツイートでシェアされていた。

これを記したのは、「啓太郎@子供達に安全な通学路を!」というハンドルネームの方。彼の名前からわかる通り、小学生の子供を持つ親だ。彼は言う。

「クルド人のトラック運転が乱暴であり、子供たちが轢かれないか不安です。また日本でトラックを運転できる免許や、自賠責保険、車検があるかも不安で、責任能力がない可能性がある。警察がなぜ野放しにしているのか疑問です」

自分の子が危険な目に遭うかもしれないということに彼は日々、不安を感じている。しかも、その運転手は、免許すら持っていなかったり、責任能力がなかったりする可能性があるというのだ。

これは危ないし、看過できない――。
啓太郎さんのツイートを目にした僕は5月16日の早朝、現場を訪れてみた。

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