日米韓の研究者が東京に大集合
日米韓の専門家が大集合した!(写真提供/松木國俊氏)
去る7月10日、東京都千代田区永田町の星稜会館において、慰安婦問題の虚構を追及し、日韓間の真の和解を目指す「第三回慰安婦問題を巡る国際シンポジウム2024」が開催された。
本シンポジウムは2022年に東京で第一回、2023年にソウルで第二回が開催されており、「慰安婦強制連行」の「嘘」そのものは、過去の二回のシンポジウムにおける研究発表によってすでに論破されている。
今回の主目的は日米韓の慰安婦問題研究者が東京に集まり、これまでの活動を総括すると共に、それぞれの国の状況について情報を交換し、互いに連携を深め、慰安婦問題の完全解決に至る道筋を明らかにすることにあった。
日本国の名誉と共に東アジアの安全保障にかかわる極めて重大なテーマであり、会場には300人近い聴衆が詰めかけ、熱気に漲る雰囲気の中で開会を迎えた。
開会が宣言されると、まず参加国の国歌が日本、韓国、米国の順に演奏された。続いて本シンポジウムの主催者を代表して国際歴史論戦研究所の杉原誠四郎会長より、「日本、韓国、北朝鮮の嘘つき勢力と断固戦い、慰安婦像を撤去して真実の歴史を取り戻すべきである」との力強い開会の辞が述べられた。
韓国女性運動家の訴え
講演開始に先立ち、韓国からやって来た自由統一党全国女性委員長であり、「全国お母さん部隊常任代表の朱玉順(シュ・オックスン)氏から、韓国における戦いについての経過報告がなされた。「全国お母さん部隊」とは韓国のメディアにもたびたび登場する保守系女性愛国団体である。同団体は反日親北朝鮮勢力が組織した「韓国挺身隊問題対策協議会」(現在の名称は「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が拡散して来た慰安婦問題を巡る「嘘」を厳しく糾弾しており、正義連がソウル日本大使館前で毎週水曜日に行う「水曜デモ」の傍らで、「アンチ水曜デモ」を繰り広げ、慰安婦像の撤去を訴えている。朱玉順氏は「長年挺対協の代表を務めて来た尹美香氏及びその家族は、北朝鮮に従属する反韓国活動家である」と述べ、「尹美香は北朝鮮の指導のもとに慰安婦問題を利用して日韓を悪化させるべく活動して来た」とその罪を断罪した。
さらに、東アジアの平和を脅かす中国や北朝鮮が倒れる日まで、日韓は協力して頑張ろうと訴え、会場から大きな拍手が送られた。