統一教会に感情をあらわにした金平茂紀
9月一杯でTBSの報道番組「報道特集」のキャスターを降板させられた金平茂紀が、9月22日に行われた旧統一教会の会見に姿を現した。
教会側は冒頭でこう発言した。
「今回の安倍元首相の銃撃事件以降、様々な報道を通じて世間を大変お騒がせしましたこと、ならびに日本国政府、そして国会議員の皆さまに大変なご迷惑をお掛けしましたことを心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」
これに対して金平は感情をあらわにした。
「過去の教団の加害行為によってひどい目に遭った人に対する謝罪がなかった」
「テレビの報道の立場から被害者、元信者の方から被害の実態を取材した実感と、(教団側の)今後の改革と称するものの方向が、あまりにも落差がありすぎて頭がクラクラする思いですよ。一体何を考えているんだと思いますね」
この金平の発言を聞いて、私のほうこそ頭がクラクラした。
金平茂紀こそ、凄惨な事件の無辜の被害者を蹂躙して全く恥じない、ジャーナリズムとは無縁のテロ支援キャスターだからだ。
被害者を蹂躙して恥じない金平茂紀
1974年8月30日午後0時45分、東京・丸の内の三菱重工業本社ビルエントランス脇の植え込みに仕掛けられた2つの時限爆弾が炸裂した。
この爆発の衝撃で三菱重工本社の玄関ロビーは大破、爆風と飛び散ったガラス片等により8人が死亡、376人が怪我をした。
これだけの大きな被害が出たのは、使われた爆弾が天皇陛下をお召し列車ごと爆発する計画のために用意された高性能爆弾だったからだ。
この凶行を指揮したのは、極左テロ組織「東アジア反日武装戦線」のリーダー、大道寺将司だ。この男が書いた「犯行声明」が残されている。