オークションに弾薬製造用機器が!安倍元総理「国葬」とテロのリスク|小笠原理恵

オークションに弾薬製造用機器が!安倍元総理「国葬」とテロのリスク|小笠原理恵

安倍元総理暗殺事件でテロ行為のハードルが下がった。すでにテロリストたちが動き出した予兆は多数ある。そんななか、銃弾や砲弾を作るための機器類が日々、オークションにかけられている……。山上徹也容疑者のように一人静かに自宅で銃弾や砲弾等の爆発物を作っている人物がどこかにいる可能性は否めない。


これはすべて銃弾や砲弾を作るための機器類である。銃弾や砲弾を作る機器類は日常生活には不要なはずだ。いったい誰が買うというのだろう。火薬の材料は比較的簡単に手に入る。山上容疑者のように一人静かに自宅で銃弾や砲弾等の爆発物を作っている人物がどこかにいる可能性は否めない。

そして、極めつけの出品物が中国製 RPG-7 砲弾だ。砲弾だけなのでこれで砲撃はできない。画像からではそれが実際に使えるものかどうかも判断は難しい。仮にこのRPG-7の弾頭が装薬無しのジャンク品だとしても、全く無傷で国内にどうやって入ってきたのだろうか。これが国内オークションで出品できるなら、すでに武装勢力が存在するのかもしれない。

国葬を前にテロの可能性は高まっているといわざるを得ない。国葬の費用が話題だが安倍元総理銃撃事件の検証から、要人警護のエキスパートの数は足らず、全国の警察官を寄せ集めた警備体制では心もとない。自衛隊を含めた国の総力を投じて警備体制を練り直さなければ、再び何かが起きる可能性がある。

自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

月刊『Hanada』2022年10月号

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