消えた「国家安全保障会議」 ――日本の安全保障体制を崩壊させる岸田首相|山口敬之【WEB連載第15回】

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ナンシー・ペロシの訪台に激怒した中国は8月4日、いっぺんに11発もの弾道ミサイルを日本の周辺海域に着弾させた。このうち5発は与那国島の西側上空を飛び越えて日本のEEZ内に着弾。ところが、岸田首相はこの中国による露骨な恫喝に対して、国家安全保障会議を開催しなかった――。


北村淳 著『尖閣を守れない自衛隊』 (宝島社新書)より

なかでも日本を攻撃するために1970年代に開発された「東風21」は1991年から実戦配備が始まり、現在では1000基がいつでも日本を攻撃できる体制になっていると言われている。

そしてその発展系である「東風21D」は日米の空母やイージス艦を破壊する「空母キラー」として、日米の安全保障環境を著しく悪化させている。

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[東風21D]

中国の核ミサイルの脅威は、北朝鮮の比ではないのだ。

その中国が1度に11発もの弾道ミサイルを発射したのに岸田首相はなぜ国家安全保障会議を招集しなかったのか。何か中国に弱みでも握られているのだろうか。

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