慰安婦問題を糾弾する「日韓共同シンポジウム」の衝撃|松木國俊

慰安婦問題を糾弾する「日韓共同シンポジウム」の衝撃|松木國俊

日本側の慰安婦問題研究者が、「敵地」とも言うべき韓国に乗り込み、直接韓国の人々に真実を訴えるという、大胆で意欲的な企画が実現した。これまでになかった日韓「慰安婦の嘘」との闘いをシンポジウムの登壇者、松木國俊氏が緊急レポート!


高等学校用の歴史教科書となれば慰安婦関連の記述は詳細を極めている。まずリーベル社の内容はこうだ。

「日本軍は朝鮮をはじめ、中国、東南アジアなどで数十万の若い女性を日本軍慰安婦として強制的に連れて行き、性奴隷生活を強要した」「1944年には女子挺身勤労令を公布し、12歳以上40歳未満の女性を後方の兵站支援人材として動員した。この時、挺身隊等名目で強制徴発された人々の多くが日本軍「慰安婦」として連行された」

次に東亜出版の高等学校用教科書至っては次のように書いている。

「被害者たちは殴打や拷問、性暴力などで一生治癒しにくい苦痛の中で生きなければならず、一部は反人倫的犯罪を隠蔽しようとする日本軍により虐殺されたりもした」「慰安婦が逃走する場合、日本軍が直接追撃して逃走した慰安婦を射殺したりもした」

上記に例示した以外の教科書についても慰安婦関連記述は大同小異だ。だがこれらはすべて嘘である。

工場労働者だった挺身隊と売春女性だった慰安婦とは全く違う。さらに朝鮮では挺身勤労令は発令されておらず、挺身隊として連れて行かれて慰安婦となった事例は皆無である。

もし軍人が強制的に連れ去ったり、性暴力を加えたりしたら、これは重大な犯罪であり処罰記録が残っているはずだが、そのようなものは全く残っていない。

虐殺行為などあろうはずがなく、自分は韓国外交部(外務省)に対して「慰安婦虐殺の証拠があれば公開せよ」と請求したが、外交部の回答は「情報不存在」であった。虐殺された慰安婦など存在しないということである。

これから成長する子供たちに偽りと憎悪を教えることは、彼らの心性を荒廃させるだけでなく、日韓間の葛藤と対立の種を撒くだけである。これらの間違った教科書の記述は一部を訂正しただけでは解決にならない。慰安婦関連記述全体を削除すること、それが唯一の解決策である。

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