そもそも、ドイツは再生可能エネルギー比率が40%を超えつつある。しかし、1kWhの電気を得るのに排出する二酸化炭素の質量(排出係数(CO2-g/kWh))が472gと日本の570gと大差がない。下の図に示すように、この排出係数の上位は、水力発電と原子力発電を主軸とする国ばかりである。河野大臣が、いくら再生可能エネルギー優先で38%以上にしろと要求しても、40%以上のドイツでさえ、CO2はほとんど減っていない。いわば排出係数劣等国であるという事実を直視すべきである。
【4】再生可能エネルギーの課題を全部削除しろ。原発への核ミサイル攻撃どうすんだい!
河野大臣:それからなんかいらねえけどさ、日本が再エネいれるのに不利だ。みてえな記載がいっぱいあっただろ、あれ全部おとしたんだろうな!
エネ庁:日本が置かれた自然状況につきましては15ページ、17ページのところですけども、これは事実関係を書いたものでございますので……えーと。
河野大臣:じゃあ、北朝鮮のミサイル攻撃に無防備だと原子力は。日本は核燃料、使用済み燃料を捨てる場所も狭くてありませんと、全部書けよ!
エネ庁:ええとですね、
河野大臣:全部書けよ!
エネ庁:いただいたご意見を踏まえた上でですね、例えば再エネについて不利なことばかり書いているというご指摘だったので……。
河野大臣:石炭は日本の国のなかじゃ採れませんと、天然ガスも採れませんと全部書いたらどうだ、エネルギー一個一個に!
エネ庁:えっとですね、一個一個にはさすがに書いてないんですけど……。
河野大臣:じゃあなんで、そんな再エネだけあれするんだ! 再エネ最優先と言っているのに。
エネ庁:あの、えっと、あくまでもですね……
河野大臣:使用済み核燃料が危ねえのは、もう自明の理じゃねえか、おめえ、北朝鮮がミサイル撃ってきたらどうすんだい、テロリストの攻撃受けたらどうすんだい、今の原発。
エネ庁:ええ、あの……
河野大臣;そんな恣意的な記載を認めるわけねえだろうが! いい加減にしろよ!!