「北朝鮮の核労働者はウランタンクに強制的に入れられ、ウランの粉塵が充満する中で働かされている」
ウラン廃棄物処理場で働いていた脱北者のキム・デホはこう証言する。
2017年には豊渓里核実験場でトンネルが崩落し、200人もの死者が出る事故もあったという。
脱北者である李愛蘭博士は「学生たちは放射能を浴びるのが嫌で、慈江道康渓の国防大学に通いたくなかった。学生たちは、科学者や技術者の中には40歳前に亡くなった人もいることを知っていた」と証言している。
また、寧辺の放射化学研究所で働いていた脱北者によると、豊岡の物理大学から100人の卒業生が寧辺核工場で働かされたが、「1人、また1人と死んでいった」「彼らはみな奇病にかかり、精神障害者になった」という。
「寧辺に近い豊崗(プンガン)市の住民は、地元住民は先天性異常など放射線の危険性をよく知っているという。子供たちを危険から遠ざけるために賄賂を払っていると指摘した」