「日本は移民を忌み嫌うから成長できない」で炎上のバイデン
不法移民を強制送還しろと強く訴えるトランプとは対照的に、「米国経済は移民を受け入れているから成長した」「日本は移民を忌み嫌うから成長できない」と謎の豪語をして炎上しているバイデンだが、様々な移民の背景が折り重なる米国事情は複雑さを極めている。
昨年10月7日にパレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム過激派組織ハマスがイスラエル南部への奇襲攻撃を行って以後、米大統領選における外交政策の議論が、ウクライナ情勢のみならず、中東情勢についても白熱していることは、以前寄稿した記事「ハマス奇襲攻撃を予言したトランプ、評価が急上昇」の中で紹介した。そして、それが共和党と民主党の間の溝よりも、共和党内部の溝を浮き彫りにしている議論の一つであることを前回の記事「ナワリヌイの死、トランプ『謎の投稿』を解読」でお伝えした。
今回は、その延長線に出てきた新たな動きを掘り下げていきたい。様々な調査でトランプにリードを許しているバイデンだが、支持基盤を固めるどころか、極左からの激しい批判に襲われているのだ。