さて、パレスチナ支持の若者の票がトランプに回ることはないだろうが、バイデンを支持できないという理由で棄権が増える可能性は高い。そしてそれはそのままトランプにとっての好材料となる。元来アメリカでは若者層は民主党への支持が強い。だが、ハーバード大の調査によると、18歳〜29歳の有権者の支持率は、2020年時にバイデン51%、トランプ28%で23ポイント差でバイデンが優っていたのにもかかわらず、今年4月ではバイデン45%、トランプ37%で8ポイント差となっている。バイデンの票田が大きく崩れているのだ。
米大統領選まで、あと半年。いよいよ白熱していく。引き続き、米国事情をウォッチしていこう。
1985年福岡県生まれ。フリーチベット福岡代表。ランダムヨーコとして知られている。関西外国語大学英米語学科卒業。政治と歴史に関するYouTubeチャンネル「randomyoko2」の登録者数は5万人を超え、800万回以上視聴されている。著書に『新・愛国論』(桜の花出版)。英語での論文がジャパン・フォワードに掲載されている他、Foxニュース、CNN、BBC、CBS、ラジオ・フリー・アジア、サウスチャイナ・モーニングポスト、ブライトバート、チベットテレビなどの多数の英語メディアにおいて、日本人コメンテーターとして発言が紹介されている。夫は石井英俊(自由インド太平洋連盟 副会長)。