朴槿恵はこうして「殺された」米国人博士が暴いた朴槿恵弾劾の真相|タラ・オ(Tara O)博士

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「驚いたことに、朴槿恵大統領弾劾訴追案の国会成立まで、直接的な捜査はもちろん証拠を収集する努力さえなかった。 法典にもない『国政壟断』という罪に問われ、その国政壟断の『スモーキングガン(動かぬ証拠)』はJTBCのタブレットPC報道だった。」


ここにリンクされた弾劾集会を収めたビデオには、弾劾に賛成するろうそく集会と、弾劾に反対する太極旗集会が見られる。 ビデオを半分ほど見ていると、このろうそく集会が、彼らが主張するような平和的な集会ではなかったことが確認できる。

「太極旗集会」は弾劾に反対するデモだ。 同集会では、韓国の太極旗(テグッキ=韓国国旗)と米国の星条旗が一緒に翻った。 弾劾に反対する最初のデモはキリスト教団体を中心に2016年11月6日、ソウル駅前で起きたが、完全な規模の太極旗集会は、国会が朴大統領の弾劾を表決した2016年12月9日、ソウル中心部で始まった。 その後も、太極旗集会は毎週土曜日、そしてその他の重要な日にいつも開かれた。

韓国の主流メディアは、ろうそく集会については広範囲で報道し、デモの規模を誇張した反面、太極旗集会については、完全に背を向けたり、小規模とだけ報じた。 例えば、2017年1月7日、朴槿恵弾劾反対デモは警察の推算で、太極旗デモ参加者がろうそくデモ参加者の数を押さえたが、主要メディアはこの事実をほとんど報道しなかった。
当時、警察はソウル光化門広場でのろうそくデモ参加者の数を2万4,000人と集計した。警察はソウル江南一帯の太極旗デモ参加者数は3万7,000人と集計した。警察は太極旗デモの数がろうそくデモ参加者の数を超えると、すぐさま集会参加者の数を推算することを中断した。
主流メディアの偏向報道と警察の偏向行政は、当時大多数の韓国国民が弾劾に賛成しているという印象を与えた。

江南テヘラン路デモの写真

インターネット新聞「ニューデイリー」が報道した2017年1月7日、江南テヘラン路デモの写真。当時、太極旗デモに対して「ニューデイリー」「メディアウォッチ」「マネートゥデイ」といった一部少数のメディア以外の韓国のメディアはほぼ報道しなかった。

太極旗デモ

2017年3月1日、朴槿恵弾劾を反対する太極旗デモ。史上最大規模であったこの太極旗デモは、当時はまだ太極旗デモに比較的好意的であったMBCが、その規模を正確に報道した。MBCニュース2017年3月1日報道画面。

「国政壟断」は違法ではない。この用語は憲法には見当たらず、いかなる法律においても違法と規定されていない、まして弾劾の事由としては言うまでもない。[4]

これは、朴大統領の弾劾に関連した数多くの問題点のうちの一つだ。 彼女の弾劾は憲法違反や違法法行為に関わるものでなく、念入りに操作された「感情」に関係している。 弾劾は極めて迅速に成立し、このような性急な過程において、憲法と他の法律は無視された。

「弾劾に関する大韓民国憲法(The Constitution of the Republic of Korea (ROK) on Impeachment)」

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