バカ野党の象徴、柚木道義議員|藤原かずえ

バカ野党の象徴、柚木道義議員|藤原かずえ

月刊『Hanada』2018年7月号に掲載され、大反響(大爆笑?)を呼んだ「伝説の記事」が、ついに解禁!テレビ映りだけが気になる男、柚木道義議員。それは現在もまったく変わっておりません。「桜を見る会」追究チームの会合でも、ひとりだけ、ばっちりカメラ目線。左向け、左。さすがです。税金の無駄遣いNO.1、パフォーマンス議員の正体をご覧あれ!(※日時や肩書は当時のママ)


気になるのはヒアリング内容より、カメラの位置

「支持率ゼロ」のMVP

「12のゼロ」を公約に掲げた希望の党が最初で最後に実現したゼロは、公約には掲げられていなかった「支持率ゼロ」でした(笑)。

結党当初は、第2の大型保守政党が誕生するという期待の下に保守層を取り込んだ希望の党でしたが、その中身のなさに民心はどんどん離れていき、ついに支持率ゼロを記録するに至りました。

この「支持率ゼロ」の原動力となったのは、性懲りもなく国会質疑で政権に対する【人格攻撃】を続けている民進党出身議員であると考えられます。

とりわけ、ブーメランを惜しげもなく投げ続けた玉木雄一郎代表と、くどい野次が空回りしている山井和則議員の貢献度は非常に高かったと言えますが、MVPを1人挙げるならば柚木道義議員ではないかと考える次第です(現在は全員、国民民主党所属)。

柚木議員と言えば、国会議員に必要とされる政策の議論なしに、ヒステリックな説教的言い回しによってただただ政府のスキャンダルのみを追及する質問で知られています。

たとえば厚生労働委員会でも、議事とは関係のないスキャンダルの追及を繰り返し、しばしば委員長から注意を受けています。何度注意を受けても柚木議員がスキャンダル追及をやめないのには、次のような理由があると考えられます。

⑴スキャンダル事案の場合、当事者に見かけ上の瑕疵が必ず存在し、その【倫理】を主観的な価値観で断罪すればよいので、追及が非常に安易である。

⑵スキャンダル事案は、購読数・視聴率を上げるために【センセーショナリズム】を求めているマスメディアに取り上げられやすく、宣伝効果が大きい。

⑶スキャンダル事案のような主観的な規範で善・悪を判断する【倫理】の問題は、法律事案のような客観的な規準で真・偽を判断する【論理】の問題とは異なり、誰にでも勝手に判断できるため、情報弱者を容易に共感させることができる。
 
すなわち、スキャンダル追及は、議員としての能力が低くても容易に関与ができ、その見返りも大きいということが言えます。政策形成能力が低い野党が「森友問題」 「加計問題」「日報問題」等のスキャンダル追及にとびつく理由もここにあると考えます。

常軌を逸したアピール

さて、2017年の衆議院選挙においては、柚木議員の常軌を逸した「当選ファースト」の行動が顕在化し、小池百合子都知事とともに希望の党のイメージを地に落としました。

選挙目当てで民進党をいち早く捨てて希望の党の政策に迎合した挙句、選挙情勢が危うくなると小池批判を始めてその政策に反旗を翻したという一連の行動が、民主党・民進党にありがちな節操のない議員のステレオタイプとして、ワイドショーに認定されました。

結果として、情報弱者に見捨てられた希望の党の支持率は落ちるところまで落ち、最終的に「支持率ゼロ」に至ったわけです。

そんななか、柚木議員のスキャンダル追及は留まるところを知らずに、むしろ過激化していると言えます。これは、支持という快楽を求め続ける中毒タイプの行動ではなく、快楽の禁断症状を恐れる依存症タイプの行動であると考えられます。
 
柚木議員はいま野党で最も目立つ議員の1人となっていますが、ここで注目すべきは、柚木議員の極めて計算高い画像や映像への登場方法です。

多くの野党議員がスキャンダル追及に参加しているなか、柚木議員はそれに埋没することなく、常に画像・映像内で最も目立つ存在になっていると言えます。

なぜ柚木議員が画像・映像内で目立っているのかを分析すると、柚木議員は次の3つの行動パターンのうちいずれか、または複数を徹底的に実践しているということがわかります。

【行動パターン1】注目の人物の近くに位置する

【行動パターン2】カメラの方向に顔を向ける

【行動パターン3】大きな声を出す
 
このような単純な行動パターンを鉄則として実践することによって、柚木議員は地元、岡山4区の情報弱者をターゲットとして自己アピールを行っているものと考えられます。以下、実際の画像・映像を紹介しながら説明したいと思います。

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