中国共産党・LGBT・真実を語る愛国者
時として過激な印象も否めないラマスワミであるが、現実主義とのバランスが絶妙である。例えば、対中国の意識は強いながらも、ハーバード大学時代の交換留学生としての香港在住経験、そして中国本土でのビジネス経験があり、中国共産党と中国市民は分けて考えるとして、白紙革命にも言及している。
また、LGBT関連についてマスコミに聞かれた折には、自由は平等な権利との前提を示した上で、「少数派による暴政には反対」との言い方をしていた。その動画のコメント欄には切り返しが見事だとの称賛で溢れていた。
これは他の候補者との差異を際立たせるためにも、否定的な態度を取らないようラマスワミが意識しているからと思われる。というのも、8月17日のFOXニュースの報道によると、こんなコメントもしている。
「共和党にはプロの政治家がいて、他の候補者への攻撃を自分のメッセージの代わりとして使うことがあります。私は、他の候補者を攻撃するのではなく、自分のメッセージに重点を置いてこの選挙に参加しています」「実際のところ、私はアウトサイダーです。プロの政治家ではありません。私たちは、あらかじめ用意されたセリフと何百万ドルもの資金で支持されるスーパーPACの操り人形を選ぶか、私の場合のようにアウトサイダーを選ぶかの二者択一を迫られていると思います。私は自分のことを、真実を語る愛国者だと思っています。」