【橋下徹研究③】上海電力、深まる謎 橋下徹の説明責任|山口敬之【永田町インサイド WEB第3回】

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「大阪市の発電事業に上海電力を参入させる」という極めて重要な変更について、当時、大阪市長を務めていた橋下徹氏は市民に一切の説明をしなかった。彼は一体いつの段階で上海電力の参入計画を知ったのか。あるいは、自らが参入を促したのか。調べれば調べるほど謎は深まっていく――。


伸和工業の本社に行って見た

伸和工業の本社の住所は「大阪市天王寺区玉造元町2-32-203」。

伸和工業は左側の商業スペースに入っている。ただ、エントランスの看板には伸和工業の表示はなかった。日中の訪問だったためかテナントのほとんどは営業しておらず、シャッターの閉まった薄暗い廊下を進むと、ようやく「伸和工業」の看板を見つけた。

矢印に沿って薄暗い階段を上がると、2階の通路の突き当たりに伸和工業本社があった。

資本金89億円という中国国営の巨大企業「上海電力」のパートナー企業としては、かなり控えめな佇まいと言えよう。

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