アジア民族反共同盟の価値が再び必要な時代が到来
統一日報の洪熒(ホンヒョン)主幹は、最近、トランプ大統領による中国との貿易及び金融戦争を「6.25戦争の後半戦」だという記事を掲載した。
事実、6.25戦争は国際政治的には米国と中共の戦争だった。洪熒主幹が指摘するように現在が6.25戦争の後半戦ならば、当時、公式的参戦はしなかったが、後方で全ての支援を尽くした台湾と日本が当然、韓国の同盟国になるべきだろう。
最近、香港での自由化運動が炎のように広がっている。すなわち約70余年前の蔣介石政府、李承晩政府が構築したアジア民族反共同盟の価値が再び必要な時代が到来したのである。韓国はこうした反共と自由の価値を通じて日本との関係を回復させ、米国との同盟も更に深めなければならない。そうすれば韓国は北朝鮮の金正恩を追い出して韓半島の自由統一を遂行し、台湾は独立国の地位をさらに強化して、日本、香港と共にアジア全域に自由秩序を拡大していけるだろう。
しかし、この全ての事柄は人の道理から行ってこそ可能なことだ。すなわち、その間、韓国政府が台湾と日本に犯した外交的非礼からまず糺さなければならない。(翻訳/黄哲秀)
著者略歴
週刊『メディアウォッチ』代表顧問。1974年、ソウル生まれ。ソウル大学校人文学部美学科卒業。米陸軍派兵韓国軍(KATUSA)出身。1999年、インターネット新聞『大字報』を創刊。2007年、日本で尹錫瑚プロデューサーとの共著『冬のソナタは終わらない。』を刊行。狂牛病虚偽騒動に憤り、2009年、週刊誌およびインターネット新聞『メディアウォッチ』を創刊。左翼志向のポータルサイト、BS・CS総合編成チャンネル、芸能企画社などの放送権力、文化権力問題を批判し、2013年からは研究真実性検証センターを設立、論文発表など学術権力の問題も告発している。