日本人だけが知らない「新型コロナ起源説」世界の常識|掛谷英紀

日本人だけが知らない「新型コロナ起源説」世界の常識|掛谷英紀

新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所で作られ、流出したものであるという見解は、世界ではほぼ定説になっている。ところが、なぜか日本ではこの“世界の常識”が全く通じない。「新型コロナウイルス研究所起源」をめぐる深い闇。


ただし、ウイルスが細胞表面に捕捉されるだけでは感染は起きない。ウイルスの中に含まれる核酸配列(新型コロナウイルスの場合はRNA)が宿主細胞の中に侵入する必要がある(図参照)。そこで邪魔になるのがスパイクタンパクである。このスパイクタンパクが分解されると、ウイルスの膜が露出し、それが宿主細胞の膜と融合して、核酸配列が宿主細胞内に取り込まれる。それによって、配列にコードされたタンパク質が宿主細胞内で量産され、大量のウイルスがその細胞から放出されるようになる。

2002~2003年に流行したSARSの場合、スパイクタンパクの分解はTMPRSS2という酵素によって行われていたが、これは効率が悪かった。それゆえ、SARSは世界的なパンデミックにならなかった。ところが、新型コロナウイルスの場合、スパイクタンパクがフーリン(フリン)という酵素で極めて分解されやすくなる構造になっていた。そのため、感染力が劇的に向上し、結果的に世界的な大流行が起きたのである。

編集部作成

「自然界には存在しない生物学的特徴」の痕跡

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以上の基礎知識をもとに、ホワイトハウスの見解について具体的に解説しよう。第1の主張で言及された「自然界には存在しない生物学的特徴」の痕跡は、以下のとおりである。

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