高市早苗・新人議員の奮闘記
本稿は、高市早苗氏が1993年の初当選直後から綴った『高市早苗のぶっとび永田町日記』からの抜粋である。初挑戦で落選し、32歳で再び衆院選に挑む際、支援者から無所属での出馬を猛反対され苦悩する中、父からの「俺の退職金は選挙費用の足しに全部使ってよい」などという手紙に背中を押され、出馬を決意した経緯が明かされる。
トップ当選を果たし憲政史上最年少の女性代議士となるが、待っていたのは永田町の独特な慣習だった。匿名の批判手紙や、秘書を騙るいたずら電話による業務妨害に直面。さらに、法案審議が「挨拶がない」「俺は聞いてないぞ」といった理屈ではなくメンツで動く旧弊な政治文化に戸惑う。
また、議員歳費だけでは広大な選挙区の活動費を賄えず、家賃が払えなくなり議員宿舎へ引っ越した台所事情、正月返上で挨拶回りに追われる多忙な日常など、新人議員の奮闘ぶりが赤裸々に綴られている。その詳細は記事本編で確認してほしい。
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・「早苗へ」と書かれた父の手紙── 一九九三年七月・「初登院!」〜すべてにおいて悠長すぎる──九三年八月・いたずら電話〜永田町に棲みつく妖怪たち──九三年九月・代議士の台所事情──九三年十月・イベントの季節の過ごし方──九三年十一月・「クロス・ボーティング」のススメ──九三年十二月・代議士の「新年狂騒曲」──九四年一月・「理屈やないで、メンツが肝心」の永田町政治──九四年八月・結党前夜の「ブルーな花嫁たち」──九四年十二月 ページ数:14ページ(PDF)掲載号:月刊Hanada2025年12月号 ※商品の特性上、購入確定後のキャンセル・交換・返品(返金)はお受けできません。

