このマンガを描く際に最も注意した点は、保守や革新、左派、右派という固定した考えで描くことだけはしないということです。たとえばとかく悪者にされがちな官僚の中にも当然のことながら強い意志で国家のために政治家を支えようとする人物がいたことを事実として描いています。
そしてまた、このマンガは安倍総理が第一次政権で数々の大きな仕事を成し遂げ、その後体調を崩し、政権を去り、復活してゆく姿をできるだけ丁寧に描きました。
人生は順風満帆な時ばかりではありません。しかし、志を忘れず自らを信じ続けることでどんな状況下でも人は復活できるということを描きたかったのです。老若男女問わずどなたが読んでも明日を生きる勇気と元気、希望がわいてくる物語――どんなに時代が経っても安倍総理の生きた軌跡は多くの人たちの希望になる――そのような物語を描くことができたと自負しています。

昭恵さんの物語

