「内なる敵」との闘い
安倍総理の政治家としてのキャリアを社会保障に関する政策立案に携わるところからスタートさせていたことはあまり知られていません。ちなみに、祖父・岸信介氏も国民年金制度を創設した立役者です。現在の子ども手当の制度拡充などは安倍総理が新人議員の頃から培った経験が存分に発揮されていることをこのマンガをお読み頂けるとお分かりになると思います。
もちろん、慰安婦問題や中国との関係など、アジア関連の諸問題については当初から明確な考えを持ち一切ぶれない姿勢を貫かれてきました。
拉致問題に関しても、事件発覚当初から熱心に取り組まれてきたことは周知のとおりです。一方で自民党内にはそれを阻む「敵」の存在もあり、安倍総理は苦悩します。それでも拉致被害者救出に命がけで取り組まれた、その辺りも数多くの資料にあたり詳細に描きました。
作画家は、マンガを描きながら「どこまで“あの”自民党政治家連中は腐っているんだ!と何度も憤った」と語っています(「あの」自民党政治家連中が誰なのかも、作中にしっかりと描いています)
「利権」は、いつの時代にもあるにせよ、あまりにも露骨で心底憤りを感じます。安倍総理はそうした闇にも実はメスを入れていたのです。