【天下の暴論】石破総理、とっとと退陣してくれ!|花田紀凱

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28年間、夕刊フジで連載され、惜しまれつつ終了した「天下の暴論」が、Hanadaプラスで更にパワーアップして復活!


まさに「破廉恥」

言葉の真の意味での「破廉恥」というのはこういう人物のことを言うのだろう。

石破茂総理のことだ。
 
大敗が規定事実となったが、まだ、全議席が確定していない、20日夜のNHK番組で、

「比較第一党の責任はよく自覚しなければならない」
 
で、その後のTBSの番組で、続投する意向か、と問われると、

「そういうことだ。いかにして政治空白を作らない、混乱を大きくしないかは常に考えねばならない」
 
この期に及んで、まだネバネバ話法かい。

「政治空白」といい、「政治混乱」といい、石破氏が総理になって以来、ずっと政治は「大混乱」が続き、実質的に「政治空白」が続いてきたではないか。
 
その前にまず総理としての、いや人間としてのマナーがなっていない。

①就任早々、組閣に際し、こともあろうに安倍総理を「国賊」と嘲って、自民党から一年間の役職停止を受けた村上誠一郎氏を総務大臣に任命。

②ヨレヨレのモーニング、シワシワのワイシャツを来て内閣の記念撮影。“ダラシ内閣”と命名された。

③昨年11月、外交デビューで、ペルーのAPEC首脳会議に臨んだが、挨拶に来た各国代表に自分は椅子に座ったまま、握手。
 
食事会を途中で退出。エレベーターの中で口一杯、おにぎりを頬張る写真を公開される。
 
おにぎりといえば、就任後、農業視察に行った時、おにぎりを貰ったが、一口で頬張る食べ方が汚いと批難される。

④サンマの塩焼きを食べる時に両手に一本ずつ箸を持って身をほぐしていたのをユーチューブ動画で公開される。

⑤何人かの人と会食中、スマホの画面に見入っている写真を公開される。これはしょっちゅう、やっていることらしい。

⑥2月7日、トランプ大統領との初会談で、ヒジをついたまま握手。
 

政治の停滞を招いているのは石破総理

書いていても恥ずかしくなる。
 
これが一国の総理のやることか。
 
総裁選に五度目の挑戦というが、その間、総理になるべき準備も勉強も何もしてこなかったことが明々白々だ。
 
で、肝心の政治、政策だが。
 
就任以来、この十ヶ月で石破総理、なにかめざましい実績をあげたのか。
 
国際問題では、トランプ関税一歩も進展なし。カナダサミットでも一人ぽつんとして、存在感を示せず、ロシア・ウクライナ戦争やイスラエル攻撃など今後の世界情勢に重要な関わりを持つNATOの会議は欠席。尖閣に侵入されても無策。
 
まさに「イシバ? フー?」状態。
 
じゃあ、国内政治はどうか。せいぜい、コメの値段をちょっと下げたぐらい。これも、むしろ小泉農水相の功績だ。
 
維新に言われて、やらなくてもいい高校無償化。国民民主に言われて中途半端な103万円の壁見直し。災害対策も、インフラ強化も、具体策は何も講じていない。
 
21日の居座り会見で、
「最も大切なことは国政に停滞を招かないこと。国際情勢や自然災害は待ってくれない」と、語っていたが、自分に言え!
 
石破総理が居座ることが政治の停滞を招く。
 
とっとと退陣してくれ。

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