私自身、勝手なイメージとして、核開発を進める北朝鮮において、核科学者とはエリートで恵まれた生活をしているのだろと思い込んでいたが、全く違う実態が報告されている。
「核爆弾の奴隷たち」の運命は、小学生で決まる
特に注目されるポイントは、第4章「採用と教育」だ。
「北朝鮮の『核爆弾の奴隷たち』の運命は、小学校の時点ですでに決まっている。採用は小学校で始まり、教師は数学と科学で並外れた才能を示す生徒を見つける。その後、これらの生徒は党、国家にとって貴重な資産となる教育・訓練機関に送られる」
小学生の時点から選抜されるというのだから凄まじい。そして、その後の一生のレールがすべて敷かれている。進学先の中学、高校、大学はもちろんだ。