農地を資材置き場として勝手に転用
映像が撮られたのは、クルド人の解体業者が数多く集っている赤芝新田というエリア。川口市の北に位置しており、クルド人の多くが住む川口市前川、芝下、上青木からは直線距離で北東に約4キロ離れている。
高速道路を挟んでおり、住宅地である前川のあたりとは、かなり違っていて、のどかな田園風景が広がる一帯。午前7時すぎ、最寄り駅から歩き始めた。10分ほど歩いたところで、鉄板の塀が延々と続くエリアに出た。
そこが解体業者の資材置き場だった。鉄板にはトルコ語らしき言葉がペンキで書かれていた。
《おそらく「徐行するように」などと書かれているのだろう》
(撮影:筆者)
赤芝新田のヤードはもともと農地。難民認定をもとめて日本にやって来たクルドの人が買い取って、資材置き場として勝手に転用した。この一帯は市街化調整区域といって、住宅地や商業地として、建物を建てることを制限された土地。にもかかわらず、そのルールを無視し、建物を違法に建てているというのが実情のようだ。
《道幅ギリギリを走っている》
(画像は「ANNnewsCH」より)