安倍元総理の墓前に真っ先に報告したいこと
経済を強くすることは外交力につながり防衛力にもつながる。防衛費の対GDP比も現在は1%強で5兆円台だが、GDPが増えれば当然防衛費も増やすことができる。安倍総理が豊かな経済を作ろうとしたのは、我が国の国防、抑止力が強化され、真の平和が構築できると考えたからだと思う。
こうした偉大なリーダーを我が国は失ってしまった。そして生じる大きな懸念は、我が国の外交力がどうなっていくのかである。アメリカやオーストラリアなどの友好国とは、リーダーが変わっても関係性に変わりがないが、中国やロシアなど自由主義陣営と敵対行動を取る国々との交渉は、安倍元総理のような強力なリーダーがいなければ取りまとめることは困難である。
現状の中国やロシアの行動からは関係改善はあり得ないが、もし行動が変わって糸口が見つかり、世界の平和のために和平交渉や関係改善を図るという際に、世界のどの国からも信頼されている安倍元総理の存在が極めて貴重であったのに、安倍元総理はもういらっしゃらない。安倍元総理の存在が我が国にも世界にとってもどれだけ重要だったか。それが全世界の喪失感にもつながっている。
こうして安倍元総理の功績の一部を振り返るだけでも、あまりに偉大な方だったということがわかる。安倍元総理の最大の目標であった憲法改正をはじめとする戦後レジームからの脱却は、経済が強くなり豊かになった日本の集大成であり、必ず憲法改正を実現する。それがなった暁には安倍元総理の墓前に真っ先に報告したい。