【橋下徹研究⑦】咲洲メガソーラー入札の重大疑惑①|山口敬之【永田町インサイド WEB第7回】

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「当時の入札手続きのどこが問題なのか具体的に指摘して欲しいね」と橋下徹氏。では、ご希望に応えて、2012年12月5日に行われた咲洲メガソーラーの入札の数々の問題点を指摘しよう。橋下徹さん、もうあなたは詰んでいる――。


この会社は、入札時に必要な書類(納税実績証明書や事業実績証明書など)を提出していない。要するに大阪市は入札資格のない企業を入札に参加させ、しかも落札したのだ。

このことについては、一部の自民党市議会議員も追及を始めている。

大阪市に問い合わせる必要すらない

3月からこの問題を指摘している私としては、市議会や市議会議員が問題解明に動き出してくれたのは大変心強い。

市議による情報開示請求や、市議会による百条委員会など、政治ならではの強制力を持って強力に、実態解明と再発防止に邁進していただくことを期待する。

しかし、日光エナジー開発の資格問題は、大阪市に問い合わせる必要すらない。入札資格を満たしていないことは会社沿革を見れば一目瞭然なのだ。

□2011年11月27日 大阪市長選挙で橋下徹氏当選
□2011年12月2日 日光エナジー設立
□2011年12月 韓国LGと提携
□2012年5月 韓国ポスコプランテックと提携
□2012年7月 中国系企業など2社と提携
□2012年8月 日本企業と提携

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