【橋下徹研究④】上海電力による日本侵略|山口敬之【永田町インサイド WEB第4回】

【橋下徹研究④】上海電力による日本侵略|山口敬之【永田町インサイド WEB第4回】

上海電力の咲洲メガソーラーは、「まともでない発電現場」である。なぜ「まとも」でないのか。それは、このプロジェクト自体に大阪市民の生命と生活を守る気がないどころか、中国による日本侵略の第一歩だからだ。兵庫県三田市でも行われた「橋下スキーム」の謎に迫る!


岩国メガソーラーも上海電力!

その一方で、咲洲メガソーラーが本格発電を開始した2014年5月以降、伸和工業は開店休業の幽霊ビルの各部屋に次々と大量の合同会社を登記し始める。

上海電力の各地の発電事業を巡っては、いくつもの合同会社が作られ、地元住民が知らないうちに上海電力が参入しているという事案が続出している。

岩国メガソーラーでも複数の合同会社が登場しては消え、蓋を開けてみたら実質的な事業者が上海電力であることが後から判明した。この不透明な経緯については近隣住民からも不安の声が上がっているという。

三田も岩国も、咲洲参入時と同じく、事業開始まで上海電力の名前を隠蔽する、いわば「橋下スキーム」を採用している。

日本人の知らないうちに音もなく上海電力が参入する「侵略スキーム」を作り上げた者こそ、2014年当時の橋下徹大阪市長である。

橋下徹、伸和工業、上海電力。
いま、この3者はどういう関係にあるのか。場合によっては「上海電力との疑惑」は大阪市に留まらなくなってくる。

(つづく)

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