【橋下徹研究④】上海電力による日本侵略|山口敬之【永田町インサイド WEB第4回】

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上海電力の咲洲メガソーラーは、「まともでない発電現場」である。なぜ「まとも」でないのか。それは、このプロジェクト自体に大阪市民の生命と生活を守る気がないどころか、中国による日本侵略の第一歩だからだ。兵庫県三田市でも行われた「橋下スキーム」の謎に迫る!


咲洲ははじまりに過ぎなかった

なぜ「上海電力による日本侵略」とまで言い切れるのか。

咲洲に続く上海電力の日本進出の第2号となった兵庫県三田(さんだ)市メガソーラーの参入経緯を見てみよう。

2016年に完成した三田メガソーラーは、中国自動車道赤松パーキングエリアの北側に広がる。山肌を大きく削り取って設置された広大なメガソーラーは、咲洲の2倍以上となる5MWの発電量を誇る。

2016年3月の竣工式は、中国の新華社通信も報道した。

このプロジェクトの事業体は、新華社の報道写真に写っている横断幕に示してある通り、「合同会社SJソーラー三田」。

この合同会社にも、咲洲メガソーラーで上海電力を参入させた伸和工業が噛んでいる。竣工式のちょうど1ヶ月前、伸和工業はこんなプレスリリースをひっそりと発表していた。

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