咲洲ははじまりに過ぎなかった
なぜ「上海電力による日本侵略」とまで言い切れるのか。
咲洲に続く上海電力の日本進出の第2号となった兵庫県三田(さんだ)市メガソーラーの参入経緯を見てみよう。
2016年に完成した三田メガソーラーは、中国自動車道赤松パーキングエリアの北側に広がる。山肌を大きく削り取って設置された広大なメガソーラーは、咲洲の2倍以上となる5MWの発電量を誇る。
2016年3月の竣工式は、中国の新華社通信も報道した。
このプロジェクトの事業体は、新華社の報道写真に写っている横断幕に示してある通り、「合同会社SJソーラー三田」。
この合同会社にも、咲洲メガソーラーで上海電力を参入させた伸和工業が噛んでいる。竣工式のちょうど1ヶ月前、伸和工業はこんなプレスリリースをひっそりと発表していた。