朝鮮半島の「困った隣人たち」から日本を守るための基礎知識|古田博司

朝鮮半島の「困った隣人たち」から日本を守るための基礎知識|古田博司

韓国は、日本から自力で独立を勝ち取った国ではない。米軍が進駐して来て、「棚ぼた式」に独立を得たのだ。その点、北朝鮮のほうに一分の利がある。 韓国は日本の敗戦により、自然に独立してしまっただけなので、国家の正統性がない。その後、自立して立派な民主主義国になれば、それでも国家の正統性が持てたかもしれないが、今の韓国を見ていてどうだろうか。法治主義も民主主義も危うい。つまり、いまだに韓国には国家の正統性がないのである。


偽装と捏造の「韓国建国史」

「統一朝鮮」は日本の災難

韓国は、日本から自力で独立を勝ち取った国ではない。米軍が進駐して来て、「棚ぼた式」に独立を得たのだ。その点、北朝鮮のほうに一分の利がある。

韓国は日本の敗戦により、自然に独立してしまっただけなので、国家の正統性がない。その後、自立して立派な民主主義国になれば、それでも国家の正統性が持てたかもしれないが、今の韓国を見ていてどうだろうか。法治主義も民主主義も危うい。つまり、いまだに韓国には国家の正統性がないのである。

そのため、独立直後から、国家の正統性をひねり出すための様々な虚偽を案出し続けた。戦前、大韓民国臨時政府と自称して、中国大陸で中国国民党の食客になっていた無頼集団があった。初代大統領は、後に韓国の初代大統領となった李承晩である。副大統領は、共産主義者の李東輝だった。

この集団は、民族主義者と共産主義者とのごちゃまぜだったから、派閥争いばかりしていた。李承晩はわずか2年で追放され、米国に渡ることになる。ソ連から秘密資金をもらっても、李東輝が全部使い果たしてしまったというひどさだ。

光復軍という軍隊を持っていたが、テロリストの金九という人物の私兵のようなものだった。光復軍の仕事と言えば、ミャンマーのイギリス軍の委託で、9人の兵を派遣したことくらいである。これらは全部、日本兵を投降させるための日本語の宣伝ビラ作りとして雇われただけなのだ。イギリス人からもらった雇金は、人事を握っていた金九に全部食べられてしまった。本当にひどい集団なのである。

ところが、現在の韓国では、「これが韓国独立運動と建国の基礎だ」と偽装されているのだ。全部ウソである。「ウソをつかなければならなかったのだ、かわいそうに……」などと同情してはいけない。必ず嵩にかかってくる。「こんなになったのも、全部日本のせいだ」と開き直るかもしれない。絡み・ごね・たかりは彼らの唯一の戦術なのだ。歴史上、モンゴル人も満州人もロシア人も、みんなこれに参ってしまった。いわば最終の独立兵器なのだ。普通の日本人はかかわらないのが一番だ。

こんなわけで、独立の偽史を捏造するために、韓国は「反日」でなければならないのである。このような国では、愛国心が反日に変わってしまう。

中国も同じだ。日本軍と戦ったのは国民党軍のほうで、共産党軍ではないから、彼らも自分たちが戦ったのだという偽史を必要とするのだ。したがって、反日を外すことはできない。

「親しき中には礼儀なし」

よく韓国人と付き合っている日本人で、「そんなにひどい人たちではないよ、立派な紳士、率直な青年、魅力的な女性もたくさんいる」と、言う人たちがいる。

有名なピアニストの故・中村紘子さんが、次のように言っている。

「私の知る彼らは穏やかで節度があり、しかも親密な人間味に溢れている。要するに一言で言えば、立派な人たちなのだ。それで私は何度も当惑してしまう。マスコミで騒がれている攻撃的な韓国人とは、全く違うではないかと。まるで違う人種と言って良いほど。なんて思う私はお人好しのバカカバマヌケなのかしら(といったら、私が尊敬する彼らに対して失礼に当たると思うのだけれど)」(『新潮45』2014年9月号、随筆「この世には、分らないことがいっぱい」)。

失礼だが、当たり前ではないだろうか。はじめから竹島をコソ泥するような泥棒や、卑劣なテロリストばかりいるわけがない。しかし、ここからが要注意だ。なぜその人があなたに紳士的な態度をとってくれるのか、と言えば、ほぼ、あなたに地位やお金やコネがある場合に限られるのである。

魅力的な韓国女性と結婚すると、親族中が日本に遊びにやって来る。「親しき中には礼儀なし」を本当に実践し、あなたの家の冷蔵庫を勝手に開けて、中のものを食べるかもしれない。注意すると逆にキレて、「反日」を合言葉に怒鳴りまくることもある。

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