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朝鮮半島の「困った隣人たち」から日本を守るための基礎知識 古田博司

■偽装と捏造の「韓国建国史」

韓国は、日本から自力で独立を勝ち取った国ではない。米軍が進駐して来て、「棚ぼた式」に独立を得たのだ。その点、北朝鮮のほうに一分の利がある。

韓国は日本の敗戦により、自然に独立してしまっただけなので、国家の正統性がない。その後、自立して立派な民主主義国になれば、それでも国家の正統性が持てたかもしれないが、今の韓国を見ていてどうだろうか。法治主義も民主主義も危うい。つまり、いまだに韓国には国家の正統性がないのである。

そのため、独立直後から、国家の正統性をひねり出すための様々な虚偽を案出し続けた。戦前、大韓民国臨時政府と自称して、中国大陸で中国国民党の食客になっていた無頼集団があった。初代大統領は、後に韓国の初代大統領となった李承晩である。副大統領は、共産主義者の李東輝だった。

この集団は、民族主義者と共産主義者とのごちゃまぜだったから、派閥争いばかりしていた。李承晩はわずか2年で追放され、米国に渡ることになる。ソ連から秘密資金をもらっても、李東輝が全部使い果たしてしまったというひどさだ。

光復軍という軍隊を持っていたが、テロリストの金九という人物の私兵のようなものだった。光復軍の仕事と言えば、ミャンマーのイギリス軍の委託で、9人の兵を派遣したことくらいである。これらは全部、日本兵を投降させるための日本語の宣伝ビラ作りとして雇われただけなのだ。イギリス人からもらった雇金は、人事を握っていた金九に全部食べられてしまった。本当にひどい集団なのである。

ところが、現在の韓国では、「これが韓国独立運動と建国の基礎だ」と偽装されているのだ。全部ウソである。「ウソをつかなければならなかったのだ、かわいそうに……」などと同情してはいけない。必ず嵩にかかってくる。「こんなになったのも、全部日本のせいだ」と開き直るかもしれない。絡み・ごね・たかりは彼らの唯一の戦術なのだ。歴史上、モンゴル人も満州人もロシア人も、みんなこれに参ってしまった。いわば最終の独立兵器なのだ。普通の日本人はかかわらないのが一番だ。

こんなわけで、独立の偽史を捏造するために、韓国は「反日」でなければならないのである。このような国では、愛国心が反日に変わってしまう。

中国も同じだ。日本軍と戦ったのは国民党軍のほうで、共産党軍ではないから、彼らも自分たちが戦ったのだという偽史を必要とするのだ。したがって、反日を外すことはできない。

■「親しき中には礼儀なし」

よく韓国人と付き合っている日本人で、「そんなにひどい人たちではないよ、立派な紳士、率直な青年、魅力的な女性もたくさんいる」と、言う人たちがいる。

有名なピアニストの故・中村紘子さんが、次のように言っている。

「私の知る彼らは穏やかで節度があり、しかも親密な人間味に溢れている。要するに一言で言えば、立派な人たちなのだ。それで私は何度も当惑してしまう。マスコミで騒がれている攻撃的な韓国人とは、全く違うではないかと。まるで違う人種と言って良いほど。なんて思う私はお人好しのバカカバマヌケなのかしら(といったら、私が尊敬する彼らに対して失礼に当たると思うのだけれど)」(『新潮45』2014年9月号、随筆「この世には、分らないことがいっぱい」)。

失礼だが、当たり前ではないだろうか。はじめから竹島をコソ泥するような泥棒や、卑劣なテロリストばかりいるわけがない。しかし、ここからが要注意だ。なぜその人があなたに紳士的な態度をとってくれるのか、と言えば、ほぼ、あなたに地位やお金やコネがある場合に限られるのである。

魅力的な韓国女性と結婚すると、親族中が日本に遊びにやって来る。「親しき中には礼儀なし」を本当に実践し、あなたの家の冷蔵庫を勝手に開けて、中のものを食べるかもしれない。注意すると逆にキレて、「反日」を合言葉に怒鳴りまくることもある。

■韓国では大学教授も「イガンヂル(告げ口による離間策)」

私は韓国に6年間住んでいた。別に好きで居たわけではない。韓国の大学で教えていただけなのだ。その時に、何人か友人ができたが、みんな消えてしまった。韓国は浮き沈みの激しい社会なので、すぐどこかへ行ってしまう。新住所を残してもいかない。初めのうちは一生懸命探していたが、本当に疲れた。韓国人とは親友にはなれない。

日本の大学に戻り、国立大学の教授になると、韓国人が、自分に良くしてくれるようになった。働くより遊びが基本の人たちだから、韓国の大学教授はしょっちゅう休暇を取る。日本であんなことをしていたら大変だ。日本の大学に来たいというので手続を取ってあげると、平気でドタキャンする。怒ると、逆に「この恩知らず!」と言ってキレられる。

別に恩に着ていても、着ていなくても関係ない。相手に良くしてあげれば、それだけで彼らにとっては恩恵の施しなのだ。共通の友人がいる場合には、「あいつは恩知らずだ」と告げ口して回る。朴槿恵前大統領と同じだ。これを韓国語でイガンヂル(告げ口による離間策)と言う。そういうことをするのは、決して特別な人たちではない。みんな見た目は立派な紳士なのである。

そんなドギツイ人々だが、面白い人たちでもある。無念の恨は、諦めの楽天性をも生むのだ。笑える韓国の冗談を一つ紹介しよう。

韓国人と日本人と中国人が、一緒に豚小屋に入り、誰が一番長く我慢できるかを競争した。まず日本人が飛び出してきた。「うう、臭い、たまらん」。次に韓国人が飛び出してきた。「まだ中国人が残っているぞ、よくいられるものだ」。日本人と韓国人が中国人を待っていると、なんとブタが飛び出してきた。「あんな不潔な奴、連れて来たのはどこのどいつだ」(2007年朝日新聞会員制インターネットサービス、アスパラクラブ「ACI」欄)。

目くそ鼻くそを笑うというか、韓国人は中国人のことを、こんなふうに日常的に侮辱しているのだ。韓国では人間性を卑【しめるような冗談が朝から晩まで続く。

■「絡み・ごね・たかり」が中国人を襲う日

さて、これからの朝鮮半島と中国との関係がどうなるかと言えば、私たち専門家は、中国・韓国の接近が東アジアの将来像だと思っている。

中国は、北朝鮮に送る原油のパイプラインを色々と操作する。それで北朝鮮はじり貧の状態に陥ったりする。

一方の韓国はどうかというと、国会先進化法という法律を作ってしまったので、強行採決ができない。議員の5分の3の賛成がないと法案が通らないから、全然法案が成立できない状況が続いている。経済も、韓国は貿易立国だから、ウォン高は致命的なことだ。そこに左翼の政党と労働組合がどんどんと力を広げていった。

おまけに、検察と憲法裁判所が勢力争いをしているから、検察が勢力を伸張しようとして、慰安婦補償請求とか、日本徴用工補償請求とか、日韓基本条約破りの変な判決ばかり出す。

セウォル号の大事故(2014年)を覚えているだろうか? あの時も、海洋警察や自治体、学校などが別々の事故対策本部を作ってしまい、混乱の極みだった。あれと同じように、韓国人は分業が苦手なのだ。分業は仕事を人に任せて成立するわけだから、まず他人を信じなければ始まらない。分業ができないということは、信頼関係も、約束関係も、契約関係もだめだということだ。実はこれが、日本から見た場合の東洋諸国の大きな問題なのである。

韓国はこれからも、近代化を乗り越えることができず、どんどん崩れていくことだろう。いわばダーク・サイドに落ちるのだ。

破綻国家の北朝鮮と、ダーク・サイド国家の韓国。貧困と堕落が統一される日が来るかもしれない。中国がこの両国をどのように手玉に取るかが、これからの東アジア政治の焦点となることだろう。

DMZ(38度線・非武装中立地帯)がなくなると、ただの廊下に逆戻りし、北から中国の企業が雪崩れ込むかもしれない。中国の企業はすべて奴隷労働力を必要とするブラック企業だ。しかし、あまり手玉に取りすぎると、またあの伝統の独立DNAが、絡み・ごね・たかりとなって中国人を襲うことになるだろう。そうなると今度は反中運動が高まる。

なにしろ内心では中国人を馬鹿にしているから、「反中」は「反日」よりもっとひどくなると思われる。

■「海外に慰安婦像建設」の隠された動機

慰安婦問題については、朝日新聞が2014年9月11日に、もう半分謝罪したのだから、慰安婦の強制連行などなかったこと、韓国の反日団体がこれでメシを食うために話を大きくしたこと、「河野談話」や「村山談話」が、韓国に同情したり韓国をなめたりしたため、彼らの執拗な独立戦術にはまったということは、もはや明らかだろう。

在米韓国人移民たちが、米国の各地に慰安婦像・慰安婦碑を建てたりしているのは、自分たちが祖国を捨てたという事実を、「反日」という愛国行為によって隠蔽したいという意図が働いている。そんな彼らが米国で落ち着き、そろそろ自分たちにも正統性がほしいと、心中思ったのであろう。母国とかかわれば、反日運動は儲かるから一石二鳥でもある。

日本海の呼称問題は、彼らのウリジナル(ウリ=朝鮮語で「我々」の意+オリジナルの造語)という意識による。以前、韓国は「孔子様まで韓国人だ」と言って中国人に怒られたことがあるが、韓国には文化的な特徴が何もないので、外国のものをパクっては自分たちのほうがオリジナルだと言い張るのだ。「日本海」を「東海」と勝手に呼んでいるのもこのためだ。劣等感(正統性コンプレックス)を認めずに打って出てくるというのも、彼らの独立DNAの「絡み」の一つだろう。

韓国は東西、南北とも高速バスで3時間あれば横切れる小国である。元来、廊下のところが38度線で切れて、はじめて国家らしくなった。日本の対韓輸出額は総輸出額の7%、対韓輸入額は4%にすぎない(2017年度)。日本人が韓国に無関心でも全く問題ない。

しかし、治安の面では、無関心でばかりいられない。海を渡ってくる密入国者、詐欺団・強盗団、売春、麻薬組織に対処しなければならないし、これからは爆弾魔もやって来ることだろう。困った隣人たちから日本国民を守るためにも、まずはこうした基礎知識が必要であろう。

(本文は、古田博司 著『「統一朝鮮」は日本の災難』、序章を再編集したものです)

 

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著者略歴

  1. 古田博司

    筑波大学人文社会科学研究科教授。1953年、神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科東洋史専攻修士課程修了。著書に『悲しみに笑う韓国人』『朝鮮民族を読み解く』『新しい神の国』『日本文明圏の覚醒』『「紙の本」はかく語りき』『ヨーロッパ思想を読み解く──何が近代科学を生んだか』(以上、筑摩書房)、『東アジアの思想風景』(岩波書店)、『東アジア「反日」トライアングル』(文春新書)、『東アジア・イデオロギーを超えて』(新書館)など多数。

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