立憲民主党は日本に絶対必要ない~難癖・大嘘・職務怠慢の実態|馬場伸幸

立憲民主党は日本に絶対必要ない~難癖・大嘘・職務怠慢の実態|馬場伸幸

理念も信念も何もない。ただただ、自分が議員バッヂをつけて国会議員でいられさえすればそれでいい。そのためだったらイデオロギーもポリシーもかなぐり捨てて、共産党であろうと手を組む。そんな政党は日本にとって百害あって一利なしだ!何度でも断言する、立憲民主党は日本に絶対必要ない!  


憲法審査会の実態

重要なことは、何よりもまずは各党がどの条項を、どのように、何のために改正しなければならないのか、ということを全て出し合って、毎週の憲法審査会の場でどんどん議論をしていくことです。そして、国民に憲法改正とは何か、何のために行うのかといったご理解をいただけるような努力を国会でしっかり行うことです。  

その際は漠然と自由討議などをやるのではなく、各党が改正案を出し、もっと実務的に行わなければ前に進みません。憲法審査会のメンバーは弁護士や検事出身者などが多いのですが、みんな本質とはかけ離れた小難しいことばかりを言っていて、まるで学習発表会の場と化しています。そうではなく、なぜ憲法を変える必要があるのか、何のために、どのように変えるのか、ということを国民に分かりやすく説明する。憲法審査会での議論は、そのような本質的な議論を行う場であるべきです。  

74年前に施行されて以来、一言一句の改正も行われてこなかった憲法は「押し付け憲法」などいろいろな見方はありますが、時代のなかで生き続けてきた憲法であることは間違いありません。そのなかで時代の変化に合っていないことが多々ある。人間の体でたとえると、2、3歳の時に着ていた服を、74歳になったいまも無理矢理着続けているような状態です。それを時代の変化に合わせ、わが国が抱える具体的問題を解決するために改正していくことが求められている。

一粒で二度おいしい改憲

日本維新の会では教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所の設置という3点に絞り込み、憲法改正原案を取りまとめて条文化しています。いつでも提出できる状態です。  

たとえば、改憲項目の一番目に掲げた教育の無償化がなぜ必要なのか。いま日本のGDPは横ばいで、国民負担率だけが上がり、可処分所得がどんどん減っています。そのために、若い子育て世代に子供たちを学校に行かせることに四苦八苦している家庭が多くなっている。  

お金がないから私立の高校は無理、高校まではなんとかなったけど私立の大学は行かせられないといった理由で、子供たちが進学を諦めざるを得ない事例が増えているのです。  

教育の機会は均等でなければなりません。しかし、現行憲法には第26条で「義務教育は、これを無償とする」としか書いていない。なぜ高等教育になったら有償となるのか。学びたいと願う人たち誰もが学べる環境を作っていく。そのためには教育の完全無償化が必要です。  

教育にかかわる部分を税金でカバーすることによって、子育て世代の可処分所得も増え、GDPの6割を占める個人消費も伸び、経済の活性化にも繋がる。つまり、教育の完全無償化をすることによって、これからの国家を担う子供たちがしっかりと学を修められるだけではなく、教育費の負担を抱えていた若い世代、子育て世代がきちんとお金を使えるようになる。一粒で二度おいしい。  

こうした説明をすると、多くの国民から「それは是非やったほうがいい」とご理解をいただけます。そのうえで、たとえば教育を無償化してもいまの大学教育はきちんと成り立っているのか。時代に合っていないのではないか。ならば大学改革も進めようではないか、といったさらなる教育の充実化にも並行して繋げていける。  

統治機構改革や憲法裁判所の設置に関しても、なぜ必要なのかを丁寧に説明すれば多くの国民が理解を示してくれています。このような議論を憲法審査会の場でしっかりと行い、国民に示していくことが国会議員としての重要な責務です。

政権をかけて国民投票を

関連する投稿


憲法改正の国会発議はいつでもできる、岸田総理ご決断を!|和田政宗

憲法改正の国会発議はいつでもできる、岸田総理ご決断を!|和田政宗

すでに衆院の憲法審査会では4党1会派の計5会派が、いま行うべき憲法改正の内容について一致している。現在いつでも具体的な条文作業に入れる状況であり、岸田総理が決断すれば一気に進む。


衆院3補選「3つ勝たれて、3つ失った」自民党の行く末|和田政宗

衆院3補選「3つ勝たれて、3つ失った」自民党の行く末|和田政宗

4月28日に投開票された衆院3補選は、いずれも立憲民主党公認候補が勝利した。自民党は2選挙区で候補者擁立を見送り、立憲との一騎打ちとなった島根1区でも敗れた。今回はこの3補選を分析し、自民党はどのように体勢を立て直すべきかを考えたい。(サムネイルは錦織功政氏Xより)


“1勝1敗”の衆参補選と宮城県議選で明らかになったこと|和田政宗

“1勝1敗”の衆参補選と宮城県議選で明らかになったこと|和田政宗

10月22日に投開票された衆参補選、宮城県議選は、自民党にとって厳しい戦いとなったが、何とか踏みとどまったとも言える結果となった――。なぜか。その理由と今後の展望を徹底解説!(サムネイルは首相官邸HPより)


仙台市議選で見えた、自民党への根強い不信感|和田政宗

仙台市議選で見えた、自民党への根強い不信感|和田政宗

今回の仙台市議選において自民党は5つの選挙区で、現職の公認候補3人が落選した。私が選挙戦を通して感じたのは、岸田内閣の政策への厳しい評価である。“サラリーマン増税”について岸田総理は否定したものの、「岸田政権では増税が続く」と考えている方がとても多かった。


立民という泥船 蓮舫と小沢一郎は「自分たちの生活が第一」|坂井広志

立民という泥船 蓮舫と小沢一郎は「自分たちの生活が第一」|坂井広志

私利私欲を捨てて国家、国民のために尽くす。そんな憂国の士と呼べる政治家がほとんどいないのが立憲民主党である。立民は今後どこに向かうのか。蓮舫と小沢一郎は今後どう出るつもりなのか。(サムネイルは蓮舫議員Twitterより)


最新の投稿


【今週のサンモニ】反原発メディアが権力の暴走を後押しする|藤原かずえ

【今週のサンモニ】反原発メディアが権力の暴走を後押しする|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【読書亡羊】「時代の割を食った世代」の実像とは  近藤絢子『就職氷河期世代』(中公新書)

【読書亡羊】「時代の割を食った世代」の実像とは  近藤絢子『就職氷河期世代』(中公新書)

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


【今週のサンモニ】臆面もなく反トランプ報道を展開|藤原かずえ

【今週のサンモニ】臆面もなく反トランプ報道を展開|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


トランプ再登板、政府与党がやるべきこと|和田政宗

トランプ再登板、政府与党がやるべきこと|和田政宗

米国大統領選はトランプ氏が圧勝した。米国民は実行力があるのはトランプ氏だと軍配を上げたのである。では、トランプ氏の当選で、我が国はどのような影響を受け、どのような対応を取るべきなのか。


【今週のサンモニ】『サンモニ』は最も化石賞に相応しい|藤原かずえ

【今週のサンモニ】『サンモニ』は最も化石賞に相応しい|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。