今回、『月刊Hanada2018年9月号』で明らかになった通り、籠池夫妻は著述家の菅野完氏と会ってから、菅野氏だけをメディア対応の窓口とし、資料などもじゃんじゃん提供してしまいました。そのため、各メディア関係者も、籠池氏側の取材をするためには菅野氏とコンタクトを取らざるを得なくなったようです。
朝日新聞政治部の南記者は、ある仲介者を経て菅野氏と面会。仲介者が「この記者は断酒までして本気でやっているから、何とかインタビューさせてもらえないか」と頼み込み、資料提供のクレジットを入れることを条件に籠池夫妻の取材を許されます。
〈クレジットを記事に明示することを条件に、証言の裏付けとなる資料も見せてくれるという〉
という一文も。この「見せてくれる」なる言い回し、引っ掛かりませんか。
そして2017年5月18日には、帝国ホテル大阪で菅野氏主催の「森友勉強会」が開かれ、朝日新聞からは記者2名が出席。夕方から未明まで7時間以上にわたったそうですが、帝国ホテル大阪の室料は誰が払ったのでしょうか(割り勘?)。