背筋が凍りついた中国による『目に見えぬ侵略』|石平

背筋が凍りついた中国による『目に見えぬ侵略』|石平

『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』(飛鳥新社刊)を読むのは、私にとっては近年に滅多にない、強烈な読書体験であった。


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日本は他人事ではない

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本書を読み終わって、ふと思いついた。豪州で進行したこのような恐ろしい事態は決して他人事ではなく、この日本でも同じようなことが起きているのではないか、と。  

オーストラリアが中国にとって経済的にも地政学的にも乗っ取る価値のある国であると判断されたのならば、経済・技術大国であり、アメリカの同盟国である日本は、それ以上に中国にとって魅力的な乗っ取りの対象となっているのではないか。中国がオーストラリアでやった侵略を日本でやっていない理由はどこにもないのではないか、と。  

そう考えてみれば、これまでは摩訶不思議に思っていた様々な現象について、その背後にある理由や意味がはっきりと見えてくる。  

つまり、元首相や元外相、そして政権党の元幹事長などの日本政界の錚々たる大物たちが一貫して中国を擁護し、日本の国益を犠牲にしてまで「日中友好」に拘っていることの理由だ。  

議員だけではない。日本の一部マスコミや「識者」、経済人が一貫して中国の肩を持ち、中国賛美論に徹している理由や、日本の大学が熱心に「孔子学院」を設立、中国人留学生を無闇に受け入れている理由もよく見えてくるではないか。

中国による日本の乗っ取り

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