そういえば、レッテル張りによる非難は、反日種族の得意技だ。
旭日旗を「戦犯旗」と言い換え、政敵を「積弊」と呼ぶことで、思考の暇を与えずに「悪いものに決まっている」と思い込ませる手法だ。
反日日本人が使う「ヘイト」という用語も、それに類する。
ところが、日本には在日韓国人ら数人の文筆家が「ヘイトだ!」と言っただけで、慌てて謝罪するような大手出版社もある。なぜ「事実を書いてどこが悪い」と言い返せないのだろうか。
幸い、この本の出版社は、そんな腰抜けではない。だから、反日種族の常態を「事実は事実」の姿勢を曲げずに書けた。
この本が、日本人の対韓理解の一助になることを願う。
令和2年1月 室谷克実
『反日種族の常識』まえがき より
1949年、東京都生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部を卒業後、時事通信社入社。政治部記者、ソウル特派員、宇都宮支局長、「時事解説」編集長を歴任。2009年に定年退社し、評論活動に入る。著者に『日韓がタブーにする半島の歴史』(新潮新書)、『呆韓論』(産経新聞出版)、『なぜ日本人は韓国に嫌悪感を覚えるのか』(飛鳥新社)など多数。