一人で片付けていると、どうしても見逃してしまうところが出てきますから、誰かに新鮮な目でチェックしてもらいましょう。
自衛隊時代、部屋が整理されているかどうか、チェックは営内に住んでいない営内班長がする決まりでした。どれだけ完璧に掃除したと思っても、かならず抜けがあるもの。カーテンレールにホコリが溜まっていたり、髪の毛が落ちていたりしたら即やり直しを命じられます。
粗を探すのは簡単ですが、粗をなくすのは難しいのです。部屋を掃除したら、同じ部屋に住んでいない隊員に「意地悪な目線で、汚いところを探してくれ」とお願いしていました。誰かにチェックしてもらうのは、お掃除レンジャーでも活用しています。
■ 重たい物は下に収納
自衛隊員は地震が起きた際、まず頭上に注意します。キッチンなどでも、上に収納するものはプラスチック製の軽い物にし、割れ物、重たい物は下に収納しましょう。腰から下であれば、重たい物が落ちたとしても、致命傷になることはありません。