自衛隊式片づけ術 整理整頓が命を守る!|畠山大樹(お掃除レンジャー社長)

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いま自衛隊の防災ノウハウが注目を集めていますが、実は片付け・掃除にも、目からウロコが落ちるテクニックがあるんです! 年末の大掃除に活用したくなる自衛隊式片付け術をご紹介!


服は色の系統を揃えて収納する

自衛隊は見た目を綺麗にすることを大切にするといいましたが、これもその一つ。色を揃えるメリットは大きく三点あります。

1つは、服が探しやすくなります。たとえば「今日はあの赤色の服を着よう」と思った時に、クローゼット、収納ボックスのなかに赤い色の服があちこちにあると、すべてチェックしなければいけません。
しかし色を揃えていると、自分のほしい色のところだけ見れば済みますから、時間の節約になるのです。

2つめは、色を揃えることで服の定位置が決まります。定位置をとくに決めず、ランダムに服を収納していると、「あの服、どこにしまったっけ?」といったことが起こりますが、色で揃えることで、自ずと戻す位置も決まってくるので、自動的に整理されます。
 
3つめは、同じような服を買わなくて済むようになります。色ごとに分かれているので、買い物をしていても、「同じような色の服を持っていたな」とブレーキがかかるのです。

一目で全容を把握できるようにしておく

みなさんは引き出しを開けた際、一目で入っているものが確認できるようになっているでしょうか。物が溢れて一目で把握できないのであれば、まず物を減らしましょう。
探すのに、一度すべてひっくり返さなくてはいけないとなると時間と手間の無駄です。自衛隊では、一瞬で必要なものが取り出せないことは命取りですから、一目で把握できるようにしておきます。

物を減らし、面を揃えておけば、一目であるものが把握できるし、取り出しやすくなります。
クローゼットで言えば、私はハンガーのフックの位置を等間隔(指二本分)にしています。
等間隔にすることで、そこから服を一着抜いた時に空きができます。そのまま戻すのを忘れてしまったとしても、クローゼットを開けた時、抜けているのが一目でわかりますから、元の場所に戻すことができる。

等間隔に並べるメリットはもう1つあります。服の量を一定に保つことができるのです。服を買い足すと、当然、等間隔で並べることができなくなりますから、古い服を処分しなくてはなりません。等間隔に並べることで、服の量の基準がつくられるわけです。

誰かにチェックしてもらう

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