慰安婦問題を糾弾する「日韓共同シンポジウム」の衝撃|松木國俊

慰安婦問題を糾弾する「日韓共同シンポジウム」の衝撃|松木國俊

日本側の慰安婦問題研究者が、「敵地」とも言うべき韓国に乗り込み、直接韓国の人々に真実を訴えるという、大胆で意欲的な企画が実現した。これまでになかった日韓「慰安婦の嘘」との闘いをシンポジウムの登壇者、松木國俊氏が緊急レポート!


②李宇衍氏「朝鮮人慰安婦―どこからどうやって来たのか」

強制連行論者たちは「20万人もの女性が強制連行された」と主張しているが、客観的証拠は勿論目撃者すら見つかっていない。

元慰安婦としてトランプ大統領に抱き着いて有名になった李容洙氏は、1992年にTBSテレビで「ワンピース一着と靴一足をもらって喜んでついて行った」と証言していた。悪徳業者による典型的誘拐事件である。しかし2007年には米下院慰安婦被害聴聞会に証人として出席した彼女は「肩をこう囲んで片手で口をふさぎ、軍人は後ろから背中に何かを突き刺しながらそのまま連れてゆかれました。夜に。(私は)歴史の生き証人です」と証言している。ことほど左様に元慰安婦たちの証言には一貫性がない。

当時の雇い主と娼婦の間には年季奉公という合法的な契約が結ばれており、売春婦は志願者か、彼らの両親によって売春婦として売られた人々である。日本人がもし女性を直接的に徴発していたら、朝鮮の年寄りや若者は激怒して蜂起しただろう。男性たちは怒り自分はどうなっても日本人を殺したに違いない。

③柳錫春氏「慰安婦問題の司法化:歴史論争から法的闘争へ」

自分は2019年9月延世大学で行った「発展社会学」の講義で、「韓国の発展において日本帝国主義植民地時期の役割についてどのように評価するか」というテーマで学生と討論を行った。その中で学生たちに「慰安婦強制連行はなかった」「慰安婦の目的はお金を稼ぐことだった」と真実を語った。ところがこの部分について学生が承諾なしに録音してマスコミに提供したため、激しい世論の非難を浴び、大学からは一カ月間の停職処分を受けた。そればかりか挺対協が自分を名誉棄損で刑事告訴し、起訴されて現在裁判が進行中である。

自分は2020年11月に起訴されて以来、十数回の公判に臨んだが、2023年3月22日に裁判所は、検察側が当然提出すべき「慰安婦強制連行の証拠」を未だ提出していないという理由で裁判を「空転させる」と宣言した。慰安婦強制連行などなかったのだから、その証拠を提出できるはずがなく、公判を維持できないのは当然である。

最後にこのことを言っておきたい「真理があなたたちを自由にする」

④山本優美子氏「『慰安婦=性奴隷』に利用される国連・ILO・ユネスコ」

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