【橋下徹研究⑪】「副市長案件」弁明の崩壊と橋下市長関与の証明|山口敬之【WEB連載第11回】

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6月20日以降、ツイートがない橋下徹氏。ほとぼりが冷めるまで待つ方針かもしれないが、いつまで「副市長案件」で逃げ切るつもりなのだろうか。「副市長案件」「遊休地だった」と抗弁する橋下氏の弁明には何の説得力もないどころか、事実を歪曲し隠蔽する悪意がはっきりと浮き彫りになっている――。【※サムネイルは『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』 (PHP新書)】


「副市長案件」で突っ走った橋下徹と維新

私は「Hanadaプラス」の連載記事【橋下徹研究⑧】を公開した5月31日のツイートで、松井一郎市長にこう呼びかけた。

松井市長がインターネット番組で、咲洲メガソーラー事業について「『副市長案件』であって、橋下徹市長はいかなる指示も出していないし、報告も受けていない」と弁明したことについて、その弁明はやめた方がいいと警告したのだ。

しかし、その後、吉村洋文府知事も当該副市長からヒアリングしたとツイート、松井市長の「副市長案件だった」との弁明を補強しようとした。

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