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セレクションより:朝日新聞が安倍総理を恐れる理由とは? 長谷川幸洋・阿比留瑠比対談

安倍総理と日本を変える (月刊Hanadaセレクション)』より、長谷川幸洋さん(ジャーナリスト)と阿比留瑠比さん(産経新聞論説委員兼政治部編集委員)の対談記事をご紹介いたします。

■「モリカケ一生やってろ」

総裁選目前、安倍総理の三選が有力視されている中で、第一次(2006年9月26~2007年9月26日)および二次(2012年12月26日~)の安倍政権を振り返り、お二人の評価を聞きました。

まず、一次と二次の違いは?

〈長谷川 第一次政権と第二次政権がいかに違うかが、議論の出発点になります。まず結論を言ってしまえば、第一次政権は「失敗」であり、第二次政権は「一次の失敗の反省、ないし教訓を学んだところから出発」していて、だからこそ二次政権は長期政権になりました。(略)

阿比留 結果論になりますが、第一次政権は第二次政権以降のための準備だったと言えます。李登輝さんが「政治で何かを成し遂げるのならば、必ず回り道をしなさい」とおっしゃっていました。まさに一次政権では若さもあってまっすぐに歩み過ぎた。その反省を踏まえて二次政権では、回り道をしていますね

このあと、「第一次政権の失敗例」として、官僚主導を脱し政治主導にしようとしたことをあげて話は進みます。そしてその抵抗として起こった「消えた年金」で一次政権は大ダメージを負ったのですが、政権は「甘く見ていた」。これは森友・加計問題でも同様だ、と指摘しています。

ちなみにモリカケ騒動については、

〈阿比留 朝日も野党も、一生モリカケを言い続けろと。疑惑だ疑惑だと言い続けて、その対応は面倒だけど、どうせ何も出てこないから、政権はその間にやるべきことをやる

■対中戦略の「変化」

では二次政権の特徴は?

〈長谷川 現実主義の色合いがますます濃くなっていますね。第一次政権の頃、安倍総理はいまほど現実主義ではなかった。(略)

 阿比留 より現実主義になったのはその通りだと思いますが、実は第一次政権もいま言われているイメージ、つまりタカ派、ゴリゴリの右派的論調だったかというと、そうでもありません。たとえば総理になって最初の訪問国は中国で、この時中国は熱烈歓迎し、「氷を解かす旅」とまで言っていました

日米関係は史上最高に良好だし、米朝会談でも「拉致問題がど真ん中に置かれた」と評価。

〈阿比留 総理はどこかの国ともめたら、その国以外のところと外交をするようにしています。二次政権が出来た時、中国も韓国も首脳会談をしないと言っていましたが、総理はその二国以外を丹念に回ることで周りを固めて優位に立ち、最終的には中国も韓国も折れてきた。民主党政権との一番の差異と言えるでしょう。

 長谷川 一言でいえば、民主党は喧嘩の仕方を知らず、安倍総理は知っている、ということですね。

 阿比留 外交に関しては安倍政権に批判的な人でも、厳しく批判できないんじゃないかなと思います

■アベノミクスの行方は?

では国内、経済問題ではどうか。

〈長谷川 アベノミクスはいろいろ言われていますが、「アベノミクス」とは単なるネーミングであって、中身を見れば金融政策、財政政策、構造政策で、これは定番中の定番です。というか、経済政策はこれしかないのです

気になる消費増税は、好景気が続けば可能性があるが、米中貿易戦争の影響でどうなるかわからないという見通しも。

■朝日が安倍総理を恐れる理由

最後に、なぜ朝日新聞などは、激しい安倍総理批判を続けるのか。

〈阿比留 渡部昇一さんの言葉で「敗戦利得者」(戦争に敗けた国において、負けたことで逆に利益を得た者たちのこと)という言葉がありましたよね。まさに彼らはそれです。(略)

長谷川 左翼にとって戦後の日本の憲法九条を軸にする体制は、美しいものであり、壊してはならない。(略) それに手を突っ込んで変えるのは、未知の領域に入っていくことを意味し、ましてや世界情勢が激動の中で変革してしまえば、「自分たちの秩序が根底から崩れてしまう」という直感がある。だから彼らは必死なんですよ

――志半ばにして、短命に終わった第一次政権時と、5年半の政権運営を実現した現在との比較、アベノミクスの行方、外交戦略への評価など濃厚な対談! 総裁選直前、必読の内容です!

 

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著者略歴

  1. 編集部

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