しかも、小室氏は例の400万円は別にしても、かなりの借金を抱えているとみられる。まず、ICUからは奨学金融資制度で借り入れしているが、これが約524万円だそうだ。フォーダム大学の学費は年に一人しかもらえない返済不要の奨学金によるが、生活費は以前に勤めていた法律事務所から借りているようだ。
弁護士なら留学中も給与を払うことはあるが、パラリーガルでは税務上も給与として認定されないので、これが360万円ほどになるという(いずれも『週刊文春』推定)。
さらに、父親の自殺後に国立音楽大学附属小学校の互助組織『友愛会』から約120万円の奨学金を得て、返済していないという (『女性セブン』2021年1月1日号)。つまり、あれやこれやで、1000万円くらいは負債がありそうだ。また、佳代さんやその父親も同居しており、その生活の面倒を見る必要もあるし、佳代さんの贅沢好きもいろいろ逸話がある。
もちろん、眞子様が働いて共働きして支えることも論理的にはありうるし、東京大学の関連機関で勤務されていたこともあるが、タイ国王の姉で、アメリカ人と結婚して王族を離れたウボンラット王女(のちに離婚)がMITを卒業し、教鞭を執っていたというのとは事情が違う。
名字はどうなる
そこでいま話題になっているのが、眞子様の皇籍離脱に伴って支払われる予定の一時金であり、「皇女」制度の創設である。
女性皇族が結婚して皇籍から離れると、「皇族であった者としての品位保持の資に充てる」ため、皇族費の十倍以内が非課税で支払われるとされ、額は1億5250万円以内である。ところが、眞子様が無職の学生で借金まである小室氏と結婚すれば、これで小室氏の借金を返済し、それなりの期間の生活費をすべてここから出さざるを得ない。
たとえ、圭氏が無事に職を見つけても足りないだろうし、佳代さんと圭氏母子の浪費を満たすことに充てられる可能性も高い。
結婚費用もここから出すしかないし、将来のための投資といって計画性のない支出が繰り返されることを覚悟すべきだろう。国民の血税から支出するのに相応しいものとはいえそうもなく、一時金を辞退されるのでは、とも言われている。
こんな調子では、1億数千万円など数年のうちになくなってしまう可能性が高い。生活ができなくなったら結婚生活も破綻する可能性も高いし、そのときに子供でもいたらますますややこしい。
富裕な家庭だったら、娘が子連れで帰って来たら面倒をみるのかもしれない。しかし、個人財産がほとんどない秋篠宮家にとっては難しいし、御所に住んでいただくわけにもいかない。名字はどうなるという問題もある。
だいたい、将来の生活設計もたたず、莫大な借金を抱え、借りたお金も返さないというトラブルを抱え、家族にもだいぶ問題がありそうな男に、1億数千万円の持参金を自由に使っていいとつけて送り出す家庭があるだろうか。
『週刊新潮』は「やっぱり夢は1億4000万円パラサイト生活」という見出しをつけたが、パラサイトを日本語に直すと、仮名二文字の最大限の軽蔑の言葉になる。