大阪コミコンへ向かう新幹線。
今年、村瀬さんが長年温めて来た企画が形になり、総監督作としてアナログ特撮映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』がゴジラの聖地TOHOシネマズ日比谷で7月に公開された。この企画は『北京原人の逆襲』撮影時に村瀬さんが考えたものだ。時が経ち、初期の構想と様々な変化はあったが夢が実現したのだから凄い!
映画公開前のGW、大阪コミコンの大舞台で映画宣伝をする機会があった。そこでの司会をお願いされ、映画には出演していないがとても光栄な事だ。
村瀬さん、特撮監督の佐藤大介さん、俳優の釈由美子さん、そして斎藤工さんが飛び入りゲストで登壇。スターが集まれば華やかな舞台になる。この日の舞台はニュースでも取り上げられ良い宣伝になった。
大阪に行く新幹線の中や夜の食事会でも様々なお話をしたが、村瀬さんの話で特に思い出深かったのはロスに行った時の事だ。平成ゴジラを造形しハリウッドでも有名な若狭新一さんが偉大な特殊メイクアーティストのリック・ベイカーさんとランチタイムを設けてくださったのだ。
若狭さんの顔の広さは本当に凄い! リックさんはリメイク版キングコングの造形が有名でハリウッドで猿を作らせたら右に出る者はいないと言われている人。
村瀬さんは『北京原人の逆襲』で巨大猿のような北京原人を造形しスーツアクターもした人。着ぐるみを作った時の苦労話や毛に何を使ったなど、二人の会話を若狭さんが通訳してくれた。日米の特殊メイク&特殊造形の神達を同時に拝め感動的だった。
大阪コミコンでスターウォーズファン達と。左は直人さん。
大阪コミコンステージ。
カミノフデに登場する八岐大蛇と村瀬さん。