なべやかん遺産|「追悼・村瀬継蔵」

なべやかん遺産|「追悼・村瀬継蔵」

芸人にして、日本屈指のコレクターでもある、なべやかん。 そのマニアックなコレクションを紹介する月刊『Hanada』の好評連載「なべやかん遺産」がますますパワーアップして「Hanadaプラス」にお引越し! 今回は「追悼・村瀬継蔵」!


村瀬さんとの出会い

村瀬さん88歳の誕生日会での写真。

特殊造形界の父・村瀬継蔵さんが10月14日、非代償性肝硬変のため死去された。特殊造形の人達とのグループLINEに息子さんの直人さんから死去の連絡が入った時は、ついにこの日が来てしまったかと残念でならなかった。
 
村瀬さんと最初にお会いしたのは『忍者烈風』(TOKYO MX)を作っている木川さんの紹介だった。木川さんがオーナーをしていた飲み屋さんで、村瀬さんを囲む会が開かれた。
 
集まった皆さんから「ウルトラマンAの超獣バキシムを作った時のお話をお願いします」とか「仮面ライダーの怪人はどんなのを作りましたか?」とか、わかりやすい質問に対し、自分が質問したのは「東宝怪獣の目の透明パーツは何ミリの塩ビ版をヒートプレスしましたか?」といったマニアックなものだった。
 
昭和ゴジラや昭和東宝怪獣作りに関わった人に聞かないとって思ったのでねー。
 
村瀬さんを囲む会で今まで造形した様々な写真を見せていただく事が出来た。ウルトラシリーズの怪獣や東宝特撮映画の怪獣達の他に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に登場した大仏魂を作っていた事に驚いてしまった!

岡本太郎さんの太陽の塔内部の写真もあり、それも村瀬さんが作っていた。
「工房に岡本太郎さんが来てくれたんですよ」と当時の話を楽しそうに話していたのが昨日のように感じる。
 
村瀬さんの所に当時の写真が多くある事がわかったので、ソフビメーカー・M1号代表の西村祐次さんに話をした。西村さんは日本一の特撮グッズコレクターで、僕のコレクターの師匠である。
 
その師匠は色んな本の企画をしているので、村瀬さんの写真は良い企画になると感じたので話をしてみたのだ。
 
スーフェスというフィギュアイベントで木川さんに繋いでもらい村瀬さんと西村さんが会い、その結果『怪獣秘蔵写真集 造形師村瀬継蔵』が発売する流れになった。
 

僕のお宝

村瀬さんが当時作ったチタノザウルス頭部。

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