東日本大震災時に話題になった破れた手袋
自衛隊の手袋も問題だ。東日本大震災時に破れた手袋のまま作業をしている自衛隊員の写真が話題になった。
【3月16日 AFP】防衛省は16日午後、東北地方太平洋沖地震の救援活動を強化するため、予備自衛官と即応予備自衛官の招集を決定した。
自衛隊員が隊員に配る物品は官給品という。手袋は官給品でも貸与扱いなので、返却しなくてはならない。作業中で貸与された手袋が破損や紛失するとルール上は、報告書を書いて物品が来るまで待つ必要がある。
破損や紛失が故意や重大な過失の場合は、減価償却された貸与品分を賠償することになっている。重大過失による賠償事例は多くはないが、手袋ひとつでも規則にがんじがらめだ。官給品の手袋は破れやすく、破損した時の手続きが面倒臭い。だから自腹で私物購入する隊員が後を絶たない。
自衛隊の官給品手袋は滑りやすく破れやすい。被災現場は瓦礫の散乱する危険な場所だ。折れた木材や金属片があり簡単に手袋は破れてしまう。自腹で購入した私物のほうが、負傷リスクが減り面倒もないと諦めてしまう。
(自衛隊の官給品の手袋 裏表)