【埼玉県川口市 クルドの現場を行く⑤】川口市の混乱は日本の未来か?|西牟田靖

【埼玉県川口市 クルドの現場を行く⑤】川口市の混乱は日本の未来か?|西牟田靖

これまでは、クルド人の人たちが住む一帯や仕事をしている一帯を回り、迷惑・犯罪行為や2世の教育問題について記してきた。最終回である今回は、川口市議会を傍聴、クルドの人たちを受け入れてきた川口市の対応とクルド人の生活実態について記してみたい。


《この記事にあるように、大勢の難民が押し寄せ続けるイタリアはもはや制御不能。今年の4月に半年間の非常事態宣言を発出したばかりだ》

海に囲まれ、アフリカや中東から遠い日本は、ヨーロッパのように大量の難民が押し寄せることは考えにくい(近隣国で戦争が発生すれば、話しは別だが)。

それでも、労働者としてたくさんの移民を受け入れた場合、今の川口市で深刻化している迷惑・犯罪行為が日本各地の大都市で起こる可能性を捨てきれない。しかも、現状では、大量の移民を受け入れ態勢が日本のほとんどのところで、整っていないのだ。

ここは一度、大量移民の是非を全国民の議題として考えるべきではないか。

追記)
6月29日の川口市議会6月定例会閉会日にて、自民党提出「一部外国人による犯罪取り締まりの強化を求める意見書」が可決された。

誰も国境を知らない 令和版 揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅

月刊『Hanada』2023年8月号

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