【古典の智恵】
〔自分は〕耕やす能はずして、〔その癖、〕黍粱を欲す。
〔自分は〕織る能はずして、〔その癖、〕采裳を喜ぶ。
『淮南子(えなんじ)』説林訓
『月刊Hanada2018年10月号』で「一定不易」を好評連載中!
話題沸騰、amazon総合1位獲得! 5万部突破!加地伸行『マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々』より、辛口コラムをご紹介!老生、初詣は近くの小神社。そのあとは、することもなく、行くところもなく、平平凡凡にテレビを観ていた。老人の生活である。テレビはどれもこれもただガチャガチャ騒々しく玩具箱をひっくりかえしたようなさま。その中で、ふっとAKB48の歌が出てきた。もちろん、手を振り足を振りしての御出座し。その歌詞を聞いて驚いた。
〔自分は〕耕やす能はずして、〔その癖、〕黍粱を欲す。
〔自分は〕織る能はずして、〔その癖、〕采裳を喜ぶ。
『淮南子(えなんじ)』説林訓
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