「皆さんが異常に日帝時代の慰安婦ハルモニに対してこれ程までに同情しながら、なぜ現在売春業にいる女性たちには同情しないのでしょう? その人たちに同情してください、どうせなら。その人たちが、何か良い道に行けるように努力をして下さい。なぜ、その人たちをそこで働かせて、なぜタイの女性がここまで売られてきてマッサージをするようになったのか。それを正してください。なぜそれは放置して、100年前のことで騒ぐのか。目前で繰り広げられていることは見て見ぬふりをして。新村ダウンタウンに行ってごらんなさい。皆大酒を飲んでいる裏路地に行けば、まさにこれらのことが展開されているのに、知らないと言うのですか? これを見て見ぬふりすることは卑怯なことです。他人がお膳立てして所に、ただスプーンだけを持っていく。そう、皆さんが場を作ってみなさい。皆さんが見て誤りがあれば正せば良い、今こそ。なぜそれは正さず、なぜ100年前に家が貧しく家計を助けようと戦線に赴いたあのハルモニたちを利用するのか。いま現在行われているのです。江南に行けば、新村に行けば売春業が盛んですが、あの売春業をなくす努力をして下さい、どうせなら。そのことは見て見ぬふりをしながら、卑怯です、皆さん。挺身隊協議会が整えた御膳に、皆さんがつまらぬ正義感にすがりついて社会正義を遂行すると騒ぎ立てていますが、つまらぬことです」
柳前教授は、授業当時(2019年9月)メディアを通じて本格的に問題提起が始まった曺国前法務部長官の娘の不正入学問題を論じた。柳前教授はこれに憤ることが、過去史慰安婦問題に憤ることより、現在の青年たちにはより社会的に要求されることではないかと反問した。社会発展は当代の不条理打破にかかっているという、柳前教授の哲学を重ねて力説する部分だ。
「皆さんにこのような正義感があれば曺国の娘よ降りてこい、曺国よ降りてこいと言わなければならないのに、その集会はしない。朴槿恵とか鄭維羅(チョンユラ)とかに対しては大騒ぎをするのに、曺ミンのために鄭慶心が、狂ったXが表彰状まで全て偽造したと言うのに、全て明らかになっているのに。あぁ、鄭維羅は馬に乗ってメダルを取ったじゃないか、実際。あいつ(曺ミン)がしたこと、何かあるか? 父母との巡り合わせが良かっただけで、詐欺を働いてきたのに、それで医師になるって? ロウソクを手に出掛けるべきだ、水曜集会のように毎日すべきなのではないか。その正義は叫ばず、挺身隊協議会のつまらぬ正義は叫ぶ。そうやって非常に良心的な人間だと思い込んで生きているのだ、まったく嘆かわしい。今日はこの辺で。来週にしましょう」
柳錫春前教授の授業中の発言に対する検察の起訴は果たして正当なのか。この問題は、判事のみならず読者と大韓民国国民も進んで判断すべき問題であると思われる。(翻訳/黄哲秀)