柳錫春教授の授業全録音公開!「慰安婦は売春の一種、日本にだけ責任を問うことではない」|メディアウォッチ編集部

柳錫春教授の授業全録音公開!「慰安婦は売春の一種、日本にだけ責任を問うことではない」|メディアウォッチ編集部

「慰安婦は売春の一種、日本にだけ責任を問うことではない」―授業中に行った発言により大学を追われ社会から抹殺された柳錫春前延世大教授。この度、柳教授の授業を録音した音声を独自に入手した韓国メディアウォッチが、その全貌を明らかにする。柳教授が語った韓国社会でタブー視される慰安婦の不都合な真実。


「皆さんが異常に日帝時代の慰安婦ハルモニに対してこれ程までに同情しながら、なぜ現在売春業にいる女性たちには同情しないのでしょう? その人たちに同情してください、どうせなら。その人たちが、何か良い道に行けるように努力をして下さい。なぜ、その人たちをそこで働かせて、なぜタイの女性がここまで売られてきてマッサージをするようになったのか。それを正してください。なぜそれは放置して、100年前のことで騒ぐのか。目前で繰り広げられていることは見て見ぬふりをして。新村ダウンタウンに行ってごらんなさい。皆大酒を飲んでいる裏路地に行けば、まさにこれらのことが展開されているのに、知らないと言うのですか? これを見て見ぬふりすることは卑怯なことです。他人がお膳立てして所に、ただスプーンだけを持っていく。そう、皆さんが場を作ってみなさい。皆さんが見て誤りがあれば正せば良い、今こそ。なぜそれは正さず、なぜ100年前に家が貧しく家計を助けようと戦線に赴いたあのハルモニたちを利用するのか。いま現在行われているのです。江南に行けば、新村に行けば売春業が盛んですが、あの売春業をなくす努力をして下さい、どうせなら。そのことは見て見ぬふりをしながら、卑怯です、皆さん。挺身隊協議会が整えた御膳に、皆さんがつまらぬ正義感にすがりついて社会正義を遂行すると騒ぎ立てていますが、つまらぬことです」

柳前教授は、授業当時(2019年9月)メディアを通じて本格的に問題提起が始まった曺国前法務部長官の娘の不正入学問題を論じた。柳前教授はこれに憤ることが、過去史慰安婦問題に憤ることより、現在の青年たちにはより社会的に要求されることではないかと反問した。社会発展は当代の不条理打破にかかっているという、柳前教授の哲学を重ねて力説する部分だ。

「皆さんにこのような正義感があれば曺国の娘よ降りてこい、曺国よ降りてこいと言わなければならないのに、その集会はしない。朴槿恵とか鄭維羅(チョンユラ)とかに対しては大騒ぎをするのに、曺ミンのために鄭慶心が、狂ったXが表彰状まで全て偽造したと言うのに、全て明らかになっているのに。あぁ、鄭維羅は馬に乗ってメダルを取ったじゃないか、実際。あいつ(曺ミン)がしたこと、何かあるか? 父母との巡り合わせが良かっただけで、詐欺を働いてきたのに、それで医師になるって? ロウソクを手に出掛けるべきだ、水曜集会のように毎日すべきなのではないか。その正義は叫ばず、挺身隊協議会のつまらぬ正義は叫ぶ。そうやって非常に良心的な人間だと思い込んで生きているのだ、まったく嘆かわしい。今日はこの辺で。来週にしましょう」

柳錫春前教授の授業中の発言に対する検察の起訴は果たして正当なのか。この問題は、判事のみならず読者と大韓民国国民も進んで判断すべき問題であると思われる。(翻訳/黄哲秀)

著者略歴

関連する投稿


「もしトラ」ではなく「トランプ大統領復帰」に備えよ!|和田政宗

「もしトラ」ではなく「トランプ大統領復帰」に備えよ!|和田政宗

トランプ前大統領の〝盟友〟、安倍晋三元総理大臣はもういない。「トランプ大統領復帰」で日本は、東アジアは、ウクライナは、中東は、どうなるのか?


【読書亡羊】「K兵器」こと韓国製武器はなぜ売れるのか 伊藤弘太郎『韓国の国防政策』(勁草書房)

【読書亡羊】「K兵器」こと韓国製武器はなぜ売れるのか 伊藤弘太郎『韓国の国防政策』(勁草書房)

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


韓国大統領・尹錫悦の犯罪、保守派は幻想を捨てよ|邉熙宰(ピョンヒジェ)

韓国大統領・尹錫悦の犯罪、保守派は幻想を捨てよ|邉熙宰(ピョンヒジェ)

尹錫悦に騙されてはならない!文在寅政権下で検察総長を務めた男が過去に行った国家を揺るがす驚くべき犯罪。尹錫悦の「親日政策」は完全な偽物だ!韓国メディアウォッチの邉熙宰氏が緊急警告。


慰安婦問題を糾弾する「日韓共同シンポジウム」の衝撃|松木國俊

慰安婦問題を糾弾する「日韓共同シンポジウム」の衝撃|松木國俊

日本側の慰安婦問題研究者が、「敵地」とも言うべき韓国に乗り込み、直接韓国の人々に真実を訴えるという、大胆で意欲的な企画が実現した。これまでになかった日韓「慰安婦の嘘」との闘いをシンポジウムの登壇者、松木國俊氏が緊急レポート!


靖國神社の御霊に応えよ|古庄幸一

靖國神社の御霊に応えよ|古庄幸一

世界に誇る我が国の伝統と文化を大切にして、国を愛する政府の長たる内閣総理大臣が終戦記念日の8月15日または秋季例大祭に靖國神社を参拝することは、普通の国への一歩になる。


最新の投稿


【今週のサンモニ】「サンモニ」の”恐喝”方法|藤原かずえ

【今週のサンモニ】「サンモニ」の”恐喝”方法|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


「子供1人生んだら1000万円」は、とても安い投資だ!|和田政宗

「子供1人生んだら1000万円」は、とても安い投資だ!|和田政宗

チマチマした少子化対策では、我が国の人口は将来半減する。1子あたり1000万円給付といった思い切った多子化政策を実現し、最低でも8000万人台の人口規模を維持せよ!(サムネイルは首相官邸HPより)


【読書亡羊】出会い系アプリの利用データが中国の諜報活動を有利にする理由とは  『トラフィッキング・データ――デジタル主権をめぐる米中の攻防』(日本経済新聞出版)

【読書亡羊】出会い系アプリの利用データが中国の諜報活動を有利にする理由とは 『トラフィッキング・データ――デジタル主権をめぐる米中の攻防』(日本経済新聞出版)

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


【今週のサンモニ】岸田総理訪米を巡るアクロバティックな論点逃避|藤原かずえ

【今週のサンモニ】岸田総理訪米を巡るアクロバティックな論点逃避|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


わが日本保守党|広沢一郎(日本保守党事務局次長)

わが日本保守党|広沢一郎(日本保守党事務局次長)

昨今の政治状況が多くの日本人の心に危機感を抱かせ、「保守」の気持ちが高まっている。いま行動しなければ日本は失われた50年になってしまう。日本を豊かに、強くするため――縁の下の力持ち、日本保守党事務局次長、広沢一郎氏がはじめて綴った秘話に投票3日前の想いを緊急加筆。