韓国の法治を崩した「タブレット」に対する操作を明らかにする!|邊熙宰(ピョンヒジェ)

韓国の法治を崩した「タブレット」に対する操作を明らかにする!|邊熙宰(ピョンヒジェ)

「朴槿恵・チェスンシルゲート」は捏造されたと事件当初から主張し続けてきたメディアウォッチ代表顧問の邊熙宰(ピョンヒジェ) 氏。2月1日に発売された本『邊熙宰のタブレット使用説明書』が発売と同時に韓国で話題騒然となっている。韓国政治の根幹を揺るがす「朴槿恵・チェスンシルゲート」の嘘と真実を暴いた本書の序文を紹介する。


Getty logo

「会社が口座振替した」はアリバイで、料金納付問題は無事通過

さらに問題は料金納付にある。たとえキム・ハンスが契約した後にイ・チュンサン補佐官に渡したとしても、毎月の使用料金は契約者が納付するか、あるいはイ・チュンサン補佐官が処理すべきだった。ところが、イ・チュンサン補佐官が料金を納付した記録はない。

これに対して検察とキム・ハンスは、「マレイ・カンパニーの法人カードで口座振替をしていたので、契約者キム・ハンスもそれ以降は忘れてしまった」という信じがたいアリバイを打ち出した。そして、実際に検察とキム・ハンスはマレイ・カンパニー法人の口座が記されているタブレット契約を朴槿恵大統領の裁判と私のタブレット裁判*に提出した。迂闊にも朴大統領の弁護団も私もこの事実について何の疑いもなく受け入れてしまったのだ(*タブレットPCの実ユーザーが崔瑞原ではなくキム・ハンスであり、タブレットはJTBCと検察を経て証拠が捏造、操作されたと主張して、JTBCと孫石熙《JTBC社長》等の名誉を毀損したという理由で、ジャーナリストである私は2018年5月に検察によって拘束起訴され、現在控訴審裁判中である。この裁判がまさに『タブレット裁判』である)。

しかし、私が1年余りソウル拘置所で事前拘束され、釈放された後、控訴審で再び精密に資料を検討した結果、異常な点を発見した。

利用停止記録発見、年間売上高は20億ウォンの会社が料金を滞納?

タブレットPCは料金が未納状態で、2012年9月10日から11月27日までの3か月間「利用停止」だったが、何者かが2012年11月27日午後1時頃に料金を納付し、利用停止を解除したのだ。そしてその後、直ちに使用した記録が、検察と国立科学捜査院のフォレンジック資料(※6)で発見された。

当時、キム・ハンスの会社(株)マレイ・カンパニーは、年間売上高20億ウォン台にも上っていた。一方、6か月(※7)もの間未納のタブレット通信料金は、せいぜい40万ウォンにも及ばなかった。月平均料金は、機器の割賦元金を含め約6万ウォン程度。会社法人カードで口座振替設定されたこの程度の金額が払えず、延滞されて利用停止となったとは信じ難い。

したがって私は、私のタブレット裁判控訴審法院に、一体誰が未納料金を一度に精算したのか事実照会した。前述したように、記録上、未納料金を納付し利用停止を解除した後、直ちにタブレットPCを使用していることが分かる。その利用者は、朴大統領の遊説資料をダウンロードするなどで使用しており、料金を納付した者がタブレットの実ユーザーであることが分っている。ちなみに、2012年11月27日、大統領選挙の運動初日で、朴大統領はこの日遊説を開始している。

関連する投稿


韓国の反日プロパガンダを撃退せよ!|和田政宗

韓国の反日プロパガンダを撃退せよ!|和田政宗

なぜ韓国は「反日プロパガンダ」から卒業できないのか。韓国のプロパガンダの元になっているのは、日本の朝鮮統治が「植民地支配」「侵略」であったというものだが、当時の日本の統治は、「植民地支配」とも「侵略」とも言えないのである――。


【読書亡羊】「犠牲者・被害者ポジション」は最強なのか 林志弦著・澤田克己訳『犠牲者意識ナショナリズム』(東洋経済新報社)

【読書亡羊】「犠牲者・被害者ポジション」は最強なのか 林志弦著・澤田克己訳『犠牲者意識ナショナリズム』(東洋経済新報社)

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする週末書評!


【橋下徹研究⑦】咲洲メガソーラー入札の重大疑惑①|山口敬之【永田町インサイド WEB第7回】

【橋下徹研究⑦】咲洲メガソーラー入札の重大疑惑①|山口敬之【永田町インサイド WEB第7回】

「当時の入札手続きのどこが問題なのか具体的に指摘して欲しいね」と橋下徹氏。では、ご希望に応えて、2012年12月5日に行われた咲洲メガソーラーの入札の数々の問題点を指摘しよう。橋下徹さん、もうあなたは詰んでいる――。


再論・北朝鮮の核恫喝にどう立ち向かうのか|西岡力

再論・北朝鮮の核恫喝にどう立ち向かうのか|西岡力

日本は核拡散防止条約からの脱退を検討すべきだ!我が国の核抑止力を早急に整備しなければならないと再度強調する。


北朝鮮の核恫喝にどう立ち向かうのか|西岡力

北朝鮮の核恫喝にどう立ち向かうのか|西岡力

我が国がいま置かれている状況は、ソ連が米本土まで届く核ミサイルを完成した時の英仏両国の状況と同じだ。そのとき両国は、米国は米本土を危険にさらして他国を守らないかもしれないと考え、独自の核武装を決断した。


最新の投稿


美しい日本の姿を国葬で示そう|櫻井よしこ

美しい日本の姿を国葬で示そう|櫻井よしこ

肉体は滅びても死者の魂は日本国の空、深い森や清らかな水辺のどこかにいらして、生者である私たちと日本国を見守って下さっている、と信じている。日本国のために闘い続けた安倍氏への深い感謝を国民こぞって静かに捧げる美しい日本の姿を国葬儀で世界に示そう。


日中国交正常化50年 中国の横暴を防ぐ出発点に!|和田政宗

日中国交正常化50年 中国の横暴を防ぐ出発点に!|和田政宗

「中国は低姿勢だったが、50年たったら態度はガラッと変わる。大きく経済発展して日本を見下すようになるよ」(時事通信)。当時の大平正芳外務大臣の予言だが、まさにその通りの状況になった。今こそ国交正常化以降の50年を、中国対応を誤った50年として反省すべきだ。


【日本原論】サタンに敗けない![冒頭先行公開]

【日本原論】サタンに敗けない![冒頭先行公開]

旧統一教会を巡る問題について、「サンデージャポン」での「爆笑問題」の太田光の発言がまたもや炎上。「#太田光をテレビに出すな」がTwitterでトレンド入りまでした。太田光は何を思う……本誌人気連載「日本原論」で大いに語った!


「ケツ舐め記者」と誹謗する金平茂紀の正体|山口敬之【WEB連載第17回】

「ケツ舐め記者」と誹謗する金平茂紀の正体|山口敬之【WEB連載第17回】

9月17日、金平茂紀氏はFacebookにこう投稿した。《この国にも「ケツ舐め記者」という連中が少なからず棲息していて、権力者、独裁者、ご主人様の局所を舐めて、その対価として「ご褒美」をもらって、それを得意げに広報し、「独自」「スクープ」とかのワッペンを自分で貼りつけて(中略)男性にも女性にも、もちろんいます、「ケツ舐め記者」は》。金平氏は、一体何様のつもりなのか。


日米共同演習でロシアを牽制せよ|岩田清文

日米共同演習でロシアを牽制せよ|岩田清文

今、米国が最も神経を使っているのは、今後、ウクライナの反撃が進展し、東部2州あるいは、クリミアまでをも奪還できる状況になった時、それをどこまで許容するかという点であろう。