キム・ハンスと検察が打ち出した唯一の根拠、偽造契約書
結論としてキム・ハンスの会社マレイ・カンパニーでは、タブレットPCの料金として1ウォンすら払ったことがない。契約書にそのように記されているだけで、実際の料金は全てキム・ハンスが個人のカードで支払ったのである。にもかかわらず、検察は最初からマレイ・カンパニーで料金が続けて支払われたかのようにキム・ハンスに偽証を教唆し、キム・ハンスもこれに歩調を合わせたのだ。これらの偽証は特検、裁判まで続き、検察の組織的操作として事件が拡大することになる。
さらなる問題は、タブレットPCの契約である。契約上明らかにマレイ・カンパニーの法人カードが支払い先として記録されているにもかかわらず、一体なぜタブレットPCの料金が支払われず3カ月間延滞となって、これをキム・ハンスが個人的に処理することになったかということだ。検察とキム・ハンスが新たに契約を偽造し、その後マレイ・カンパニーの法人カードを記したのではないかと疑わざるを得ない。そして、私は法院を介してSKTの契約書を全文見ることができ、やはり各種の偽造が大量に発覚したのだ。
キャリア契約書で明らかとなった別の2人のサイン
まず、総8頁の契約で、1頁と3頁のキム・ハンスのサインと2頁、4頁、5頁のキム・ハンスのサインの筆跡が全く違う。各種キャリアの販売店に確認した結果、単一の契約でサインが違うのはあり得ないという回答を受けた。常識的に、契約書に自分のものとは異なるサインが途中で混ざっている場合、後で顧客の立場で契約無効を主張することが出来るからである。別のサインが混じっている場合、販売店または本社で確認して正すのが正常である。
私は一つの契約書に異なるサインが混じった理由を、実際2012年6月25日の契約書にサインした人物がキム・ハンスではなく、彼の会社の職員であるキム・ソンテだったからだと推測した。検察で緊急に偽造した1頁と3頁の契約書にはキム・ハンスのサインが、残りは実際の契約者キム・ソンテのサインが残っていると推測している。