失政連発で応援団からも批判続出!高まる玉城デニー知事への不信|石本譲二

失政連発で応援団からも批判続出!高まる玉城デニー知事への不信|石本譲二

武漢コロナウイルス対策だけでなく、猛威をふるった豚熱への対応も後手後手で、遂に県政与党や応援団からも批判が殺到!“メディア受け”する基地問題では張り切るが、肝心の代案もなくパフォーマンス一色。停滞する経済、深刻化する子供の貧困などに対しても何ら対策を示さず、一方で業者との不適切な関係疑惑が――もはや知事失格の烙印を押さざるを得ない!


クリーンなイメージの裏で業者との不適切な付き合い

クリーンなイメージで見られがちな玉城知事だが、業者との不適切な付き合いも指摘されている。玉城氏が自らの政策を推進するために立ち上げた「万国津梁会議」の運営を支援する業務を受託した業者と、契約の前日に会食していたことが発覚したのだ。しかも、この業者の沖縄事務所長は、長く玉城氏の支援者でもあった。  

県議会での追及に、玉城氏は私的な会食であり、支援業務については話をしていないから問題ないとの答弁を貫いたが、これには玉城応援団の地元紙もさすがに「癒着を疑われるのも当然だ」との識者のコメントを掲載せざるを得なかった。  

こうした玉城知事の失政の数々をどこまで野党の自民党や公明党が攻め切れるのか。2年後には県知事選挙も控えており、沖縄をめぐり、政治が再び熱くなってきた。(初出:月刊『Hanada』2020年6月号)

著者略歴

石本譲二

https://hanada-plus.jp/articles/354

明治大学政経学部中退。業界紙で記者として活躍したのち、フリージャーナリストに。政治物を得意としている。

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