朝日新聞は「アッキーストーカー」だ!|岩瀬朗

朝日新聞は「アッキーストーカー」だ!|岩瀬朗

朝日新聞デジタルというウェブ限定の記事とはいえ、この日の朝日の報道には脱力せざるを得なかった。担当記者は「昭恵叩き」に興じる自社の紙面(社論)や上司の意向を忖度して書いたのか。あるいは本当に「こんな投稿に『いいね』を押すなんて許せない」と怒りを抑えながら書いたのか。


FBで昭恵氏「いいね!」 「やめろ」コールは「プロの活動家による妨害」
 安倍晋三首相が東京都議選で応援演説する最中に街頭で起きた「やめろ」コールについて、「プロの活動家による妨害」とするフェイスブック(FB)の投稿に対し、首相の妻昭恵氏のアカウントから「いいね!」ボタンが押されていたことが7日、分かった。
 投稿は、首相が1日に東京・秋葉原で応援演説した際に聴衆の一部から「やめろ」コールが起きた様子を報じたテレビ番組を取り上げ、「ヤジじゃなくプロの活動家による妨害」と書き込んでいた。首相はこの演説で、「やめろ」コールを続ける一団に対し、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と反論。野党からは「傲慢だ」などと非難の声が上がっている。〉

昔は取材に行かずに記事を書く記者を「コタツ記者」と呼んだが、いまは「スマホ記者」と呼ぶべきかもしれない。ネットで騒ぎになっている話題についてちゃちゃっと書いた記事が紙面に載る。「昭恵叩きの材料になるなら『コタツ記事』でも『スマホ記事』でもOK」ということか。

思想にまで踏み込む

朝日新聞は、2017年2月9日の「森友学園問題」報道開始以降、安倍総理夫人である昭恵氏の動向をこれでもかと追跡し、記事にしてきた。森友学園の前理事長・籠池泰典氏や夫人である諄子氏が昭恵氏との関係を口にした情報をそのまま見出しに打つなど、「森友問題」を報じる記事では再三に渡り、「昭恵氏」の名が登場。

本誌2018年5月号でも有本香さんが「昭恵夫人叩きは現代の魔女狩り」という記事を寄稿されている。特に籠池氏の証人喚問翌日の紙面の激しさは指摘されている通りである。その執拗さ、見出しの打ち方、言挙げぶりはまさに「魔女狩り」だ。

2017年の朝日は異常だった。昭恵氏がイベント出席を取りやめたと報じ(〈昭恵氏、会議参加中止〉、2017年3月28日)、首相夫人付き職員の随行先について「『昭恵農場』にも同行」(2017年4月19日)などと小言を言い、そして先のようにフェイスブックで「いいね」を押したと小突きまわし、ついには思想信条の自由にまで踏み込んだ。

安倍昭恵氏の思想とは スピリチュアルへの関心、論壇も注目
 学校法人「森友学園」への関与で注目される首相夫人の安倍昭恵氏。論壇ではこの間、「家庭内野党」と称されてきた昭恵氏の思想に新たな角度から光が当てられている。焦点は、スピリチュアルへの傾斜と国粋的な傾向とが共存しているように見える点だ〉(2017年4月6日)

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