米中印G3時代の到来
魅力的だがストレスフルなインド。それでも目を離すわけにいかないのは、課題はありつつもインドが今後数十年かけて超大国になった先にある、米中印G3時代の到来が予見されるからだ。
三極構造化した国際社会において日本が生き残るためには、パクス・アメリカーナの一極構造、米中対立の二極構造よりもはるかに複雑な計算と戦略が必要となる。
日本にその準備ができているだろうか。そう考えると大変心もとない。覇権だけでなく、世界一のスパイス大国を争う中国とインドを知るためにも、この冬は麻辣とマサラの効いた刺激的な食事をとりつつ、本書を読んで来たるべきG3時代に備えたい。
ライター・編集者。1980年埼玉県生まれ。月刊『WiLL』、月刊『Hanada』編集部を経てフリー。雑誌、ウェブでインタビュー記事などの取材・執筆のほか、書籍の編集・構成などを手掛ける。

