なべやかん遺産|「死体」

なべやかん遺産|「死体」

芸人にして、日本屈指のコレクターでもある、なべやかん。 そのマニアックなコレクションを紹介する月刊『Hanada』の好評連載「なべやかん遺産」がますますパワーアップして「Hanadaプラス」にお引越し! 今回は「死体」!


死体置き場はお化け屋敷。※モザイク入り

死体置き場掃除の時、別の個所に置いた時の写真。※モザイク入り

橋本さんの部屋は骨だらけという噂だが、我がコレクションルームにはそれに負けないスペースがある。別にあんな男に勝たなくても良いのだが、一応マウントを取らせていただこう。
 
その場所の事を自分は”死体置き場“と呼んでいる。ラジオ番組でコレクションの事を聞かれ「うちの死体置き場には」なんて言うと他の人達がドン引きするのがわかる。
 
死体置き場と言っても、本物の死体ではないからね。映画で使った特殊造形の生首置き場の事である。
 
生首にも種類があって、晒し首、切り落された首、スクリューに巻き込まれて傷だらけになった首、様々だ。
 
本当は死体ではないが、生首だから死体に見えてしまうものもそのコーナーに。映画用の特殊造形品だから、実に良く出来ている。
 
生首の中にはシリコン素材の物もある。この素材はオリエント工業のラブドールと同じ。
 
ラブドールマニアにはシリコン素材の生首がいかにリアルかわかると思う。しかし、シリコン素材は月日が経つと油が浮いてくるのでそれが厄介。
 
油が抜けちゃうとひび割れの原因にもなるし保存にも気を使わないといけない。
 
我が家にあるシリコン素材の生首は、適度に油が浮いてきているので「あぶらとり紙でテカリを抑えましょうか?」とメイクさんのような事を言いたくなる。
 

骨やパーツもある。

女性の死体。

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